新製品を入れるということの重要性(2)
これは以前の会社のポリシーだったように思う。
マニアックなカテゴリーのシェアを圧倒的な差をつけて獲得してしまう。
それにより生まれる副産物は・・・。
実は、オイラはこれを売り場で実践しているのである。
例えばメイク。
かつては、客数がうちよりも全然多い、”やっつけたい店”や”消えて欲しい店”そして、今、社内一の売り上げ規模を誇る”デカい店”、これらすべてをやっつけたカテゴリーである。
当時のうちの武器は、圧倒的な品揃えを揃えた”つけまつげ”であった(ドラッグストアとしては)。
他の商品も、めぼしいものはほとんど導入している。
だからわかることがある。
何か?
メイクは必ず衰退する
これが衰退するかもしれない、ではなく、”必ず”衰退する・・・という点である。
メイクが盛り上がった理由を知り、その原因をバラエティ勢に抑えられてしまった時点で、これは確定事項だった。
それを補完する役目を担っていたのが、品揃えである。
こんだけ置いてて、売り上げが伸びない・・・もう未来はなかろう。
一方、
この品揃えの質を一応キープしておけば、ヒット商品を逃すこともあるまい(これがキープ出来なくなったのが、この夏であった。これが抑えられてしまったという部分、別に向こうに悪意があるのではなく、メーカーの意向であろう、いや、悪意と言えば悪意かもしれん(w)。
ということもある。
地域一になったからこそ、確信を持って判断出来るのである。
それを読んでのボディケアの拡張である。
何故、ボディケアを選んだのか?
これは感性と言えば感性かもしれないが、
他の化粧品らしきものを売っている店(ドラッグストア以外)と比較して、
ドラッグストアの品揃えがウンコだった・・・という客観的な事実もあった。
そして、これまた地域一の品揃えとなり、バラエティ限定以外の売れ筋をすべて抑えた上で、それ以上の品揃えを作っていたのである。
で、これまたこの品揃えから得られる情報が膨大だったのである。
そして、そこから得られた情報から、1ヶ月で1500本以上売れる某ヒット商品を、うちだけがゲットすることとなるのである。
そして、今、うちは、あるマニアックなヘアコロンを成功させている。
スタートが少しもたついたが、今、ヘアコロンとしては異例の売り上げを記録している真っ最中である。
これも、何故、このヘアコロンが売れると、確信を持って判断出来たのか?
少なくとも、コケて、在庫の山にはならない。そんな感じ。
実は、ヘアコロン系もうちが一番だからである(w。
以前少し書いたが、1200円の商品が、ポツポツ売れる店である、うちは。
それよりも安く、そして高性能。
極めつけは、もう極めている(wといって良いかもしれない香り系商品の一つで、
うちの客は、ここんところを期待している・・・と、手に取るようにわかったからである。
もちろん売るためのノウハウがあることも理由の一つ。
ヘアコロンに関しては、少々憤ることがあったので、後で書くことにする(w。
新製品を入れる・・・実は、その前にやることがあるのである。
タイトルが新製品を入れる云々と書いておきながら、全然そこに到達しない・・・これが困ったところである。
つづく。