社員薬剤師君に説明
ある商品があり得ないところに展開されてしまった。
おそらく推売品の実績を上げたいという狙いであろう。
オイラ、こういうの思うのであるが、もっとマシなやり方ってのがある。
198円の商品だが、一体コレ、何個売れば予算に届くのか?
1日100個売れても足りないのである。
こういうそろばんもキッチリ弾くべきなのだ。
つまり、やるからには予算達成する。
おそらくうちの店に1日あたり○○人くらいのヒトが来店されるから、
そのうち○人くらいが買うかもしれない。そのときの売り上げがこれくらいで、
他の推売品もそれなりに売れると、まぁ予算達成するであろう。
という計算が成り立つような商品でなければならない。
こんなの置くだけ無駄である。
ただ、やってますよ、的な如何にもやってる振り的な売り場である。
推売品ってのは、コレそのものが売れないと意味がないのである。
こういうのもさぁ、
商品知識が無いってことなんだよなぁ、と思う次第である。
で、店長曰く、
「アレ、売れてるよ。」
と言うのであるが、
これは、オイラが売れてるというのとは次元が違いすぎるのである。
ごくごく普通の綿棒なんて、そりゃある程度売れるに決まってる・・・(笑)。
オイラは、売れる売れないなんて見ていない。
置く価値があるかどうか?である。
よその競合の売り場を木っ端微塵にするゴールデンな売り場の下が、
ごくごく普通の綿棒で良いのですか?という問題なのだ。
売れれば良いのであれば、
偉大なる赤字商品、パーフェクトホイップでも置いとけば良いのである(笑)。
コレに対して、オイラは策を打たねばならない。
対競合対策も考えつつ、落ち込む売り上げを補う策も考えつつ、
さらに、身内の糞陳列の尻拭いもせんといかん。
四面楚歌状態である(笑)。
こういうことを社員薬剤師君に延々話した。
売り場を広げても意味の無い商品というものがある。
広げても売れ数の変わらない商品というものがある。
うちの社員は、なぜか広げればもっと売れるだろう、とか思うらしい。
実に単純で稚拙な発想である。
たとえば、数箇所に展開して売れ数が増すような商品ってのが他にあるのであるが、
オイラ的には、この手の商品ってのは、少々マニアックな部分がある商品だったりする。
新製品などもこの類である。
普通は知らない商品を、これでもか?とお客さんに見せ付けて、無理やり(w何だこれは?と思わせるのである。
「これ、何回も見るけど、一体、なんなんだろうか?」
ってな具合。
十分過ぎるほど有名、代替品がいくらでもあるような商品でコレをやっても無駄である。
まさにやってる振りである。
で、今、オイラがこの手法を取っている商品がある。
売価2000円オーバー、値入率40%オーバーの商品である。
で、この商品を、”デカい店”よりも、”消えて欲しい店”よりもガンガン売り倒しているのである。
以前の店長のときもそうだったのだが、
オイラは2000円超えの商品で勝負して、店長は200円ですか?
と思ってしまう。
ちなみに、オイラも綿棒で勝負したことがあった。
そのときの綿棒400円である(w。
綿棒一つ取っても、オイラが好む商品は高額だったりする。
それなりに考えるのだから、売れればそれなりの利益が残る商品でなければ・・・と思うのである。