店長、歴史を学ぶ
うちのメイク売り場の歴史・・・これはオイラが語るしかない、とオイラは思っていた。
が、当時、当事者ではなかった現店長にこの話をしてみたところで、その熱気などは伝わらないと思ったので、
別に詳しく話すことはなかった。
しかし、この歴史の一部が、あるところに保管されていたのである(笑)。
メールボックスの中に・・・。
オイラと商品担当さんとのやりとりが克明に記されていたのであった。
オイラも忘れていたことである。
文体にも全くブレが無いところが個人的に面白かった。
何故、必要なのか?
これを絶対に書くのがオイラのスタイルである。
ただ単に手配してくれ、という内容は書かないことにしている。
その中で注目されたのが、4980円商品を巡るやり取りである。
今でこそ、”破壊したい店”や”やっつけたい店”にも置いているが、それはつい、本当につい最近の話である。
うちの店には、1年以上前からあったのである(w。
この商品を売れるようにするためのオイラの苦悩。
ただ単に売れる商品だけ置いてる訳ではない、売れない商品を売れるように持って行っている・・・。
そんなことを感じて貰えたようである。
普通なら、こんなに売れなくて、場所だけやたらと取る商品は、場所に余裕が無ければカットである。
それが、今まで存在し続けていた理由。
今では、店長の上のヒトまで、その商品名を知ることとなったこの商品だが、
言い切れるが、
うちの店がカットしていたら、今、”破壊したい店”や”やっつけたい店”にこの商品が並ぶことはなかった
と断言出来る(笑)。
売れるかどうか?もわからん4980円の商品を導入する度胸のある人間は、うちの会社にはいない。
それがTVCMが入り、うちでの実績が上がり始めた途端、上記2店舗も導入である。
うちが最初に唾をつけていたことは、現店長も知ってはいたが、それが1年以上も前から始まっていたことに驚いていた。
これはオイラにとってラッキーなことである。
ヒットするまで、これくらい寝る商品があるということである。
実は、こういうことってこの商品だけではない。
今でこそ・・・という商品が、うちには山のようにあるのである(笑)。
実績では絶対にこれら2店舗に勝てなかった。
同じように有名な商品、売れている商品を置いてみても、なぜか実績では負けてしまう。
まぁ、客数が全然違ったから当然と言えば当然とも言えるのであるが・・・。
いつの間にか、これら2店舗に勝てるようになってしまったのであるが、その境界線がどこにあったのか?
それはオイラにもわからない(w。いや、おそらくアレだろう。それは秘密にしておく。
このような我慢と忍耐の末に、今があることを店長に知ってもらうことは非常に重要なことである。
それをオイラが言ったところで、ウザく感じるだけだろう。
店長には店長のやり方があるだろうから。
出来るだけオイラ発信ではないところから知ってもらうのが重要だったりするのだ。
うちの売り場は、
「そもそも売れる商品なんて無い(w。」
と考えた人間が作った売り場、そして品揃えである。
売れる商品だけ置けばよい、売れてる商品しか置いてはいけない、などと考えている人間には理解不能である(笑)。