本気の作戦はこっち
さて、ふと振り返って売り場を見てみると、うちの店には、この”場違いな商品”の仲間の商品が結構あるのである。
これらを纏め上げた売り場を作る予定である。
ジャンルとしてはマニアックなジャンルと言える。
このジャンルだけをまとめて、本気で作られた売り場って、今まで見たこと無い。
うちは■水をやたらと売る店なのだから、こういう売り場もあって然るべきで、それが自動的によその店との差別化に繋がるのだ。
さらに、より一層、”化粧品”というイメージを前面に出すことが可能である。
humigoro「歴史が動いた商品、下げちゃいましたけど、手を変え、品を変え、いろいろと提案してイカンと思うんですよ。」
humigoro「いつも新製品が出たときだけでなく、既存の商品を使って、もっとアピールしていかないとイカンと思うんです。」
humigoro「オイラはメーカーの敵は、百貨店だと思っているんですけど、百貨店ではこういうことは出来ないと思うんですね。」
あるメーカーの営業さんとの会話である。オイラの一方的な主張である。
狙うのはプライスレスな部分。価値観である。
どんなにオイラが品揃えで頑張っても、その気になれば圧倒的な売り場面積を誇る”流行(省略)店”には勝てない。
単品メイクやら付けまつ毛は、いうなれば売り場の選択と集中というやつで、無理無理品揃えをしているのだ。
最終的には、
”覗いて見る価値のある店づくり”
となるのであるが、これって品揃えを頑張るだけでは無理なのだ。
どこをどう頑張っても、やっぱり人間の心理として、デカいところの方が凄そうに見えるでしょ?実はそうではなくても。
で、オイラは今まで、よその置いてない商品、身内の店には置いてない商品ばかり狙ってきたのだが、店を他店と差別化する手法としては、もう一つあるのである。
よそがやってない提案
よそがやってない商品のまとめ方
などがこれに当たる。
これも定番の売り場が、ちゃんと形になったから出来ることである。ちゃんとした定番が無いと、どう頑張っても滅茶苦茶になってしまうようである・・・と経験的に思う。最終的には収集がつかなくなるのである(笑)。
で、エンドなどでは会社の提案があるのであるが、これを真似してみても、身内と同じになるばかりでなく、よそとも同じになってしまうのである。完全オリジナルである必要があるのだ。
さらに、少々売れ行きが悪くても、根性で我慢する度胸も必要だったりする。
この辺がなかなか出来ないのである(w。
売り場を作ったら、そこから売れないといけない・・・とは限らない・・・という価値観をスタッフでコンセンサスとする必要もあったりする。
例えば、目薬の定番があるエンドで目薬を展開したりするのが、うちの会社の仕来りというか、普通はこうなのだが、すぐそこに同じ商品並べてるのに、ここから売ろうとするその意図が、オイラにはあまり理解出来なかったりする(w。
この辺を最も割り切っているのが、L■ftやハ■ズのエンドだとオイラは勝手に思っている。
完全に商品紹介型である、ここは・・・。中には、定番の延長みたいなところもあるのであるが・・・。
humigoro「あの営業さんは、結構熱いヒトですね。」
美容部員さん「そうですよ、休みの日でもお構いなしに働きますから。」
humigoro「この間のあの提案、めっちゃイイと思うんですけど。」
美容部員さん「でしょ、私は店長に言っても知らん振りされるからhumigoroさんに言った方がイイっていったら、そうします、って(w。」
ここはオイラに任せて貰えんか(w?
とうとう共闘不可能と思われたメーカーとhumigoroとのコラボ実現か!?
このメーカー、自分ところだけでなく、とにかく不利な売り場を盛り上げないと始まらない・・・という部分からスタートしているのが、評価に値する。
L■ftやショッ■インには無い資源が、ドラッグストアにはある。
ここをフル活用することもまた差別化に繋がると思われる。
我が・・・我が・・・では、売り場は作れないのだ。
という訳で、店頭では重要問屋さんと伝説を作り、不利な売り場ではこのメーカーの営業さんと伝説を作ろう計画を今練っているところ(笑)。
店の粗利率を上げる・・・これは今まで出来なかったことだが、出来てしまっている。
次は・・・。