お別れ
続々とバイトの皆さんが辞めていく中、とうとう、オイラの今の路線に多大なる影響を与えた2人とお別れの日がやって来た。
バイト君(髪担当)
そして、
美人のバイトさん
である。
未だにわかって貰えないのであるが、うちの店はもう日本人の人気をある程度獲得していて、外国人が来なくても、まぁまぁやっていける店になっていて、今、外国人が来てしまったものだから、手がつけられない状態になっているのである(笑)。
そんな売り上げ、利益の核となる日本人を集客するにはどうすれば良いのか?さらに、個性的な売り場を作るにはどうすれば良いのか?
この扉に鍵を挿したのが、この2人である。
以前、よく話題にした”油田売り場”だが、バイト君(髪担当)が居なかったら、存在しなかったに違いなく、オイラは、未だに、ギャツビーの新製品に力を入れ、今の季節ならフェイシャルペーパーの安売りをしていたりしていただろう。
現在、この”油田売り場”は、まず間違いなく、うちの会社の中で、一番利益、売り上げを稼いでいる男性化粧品売り場であると思われる。その力は、”大特価の店(北)”の影響で、引きずられ値崩れした”やっつけたい店”や、”やっつけたい店2”における販売数をダブルスコア以上の差を付けて追い抜かし、現在、”うちの店でまず試そう商品”を陳列するまでに至った。今、うちの会社で、油田商品を本当に利益を取れる、かつ、売れる商品として位置づけているのはうちの店だけかもしれない。
きっかけは彼の一言、
「この商品は、○○と並ぶ有名な商品ですよ。」
オイラは、てっきり”やっつけたい店”や”やっつけたい店2”の方が、売り上げ規模、来客数も遥かに上、さらに、低価格なので、向こうの方が売れていると思っていたのだが、実は違っていて、うちの方が、遥かに売っていたのであった。
この売り場を作ってしまったおかげで、オイラは、
高くても売れる、売ってみせる
路線を突き進むこととなったのである。
彼だけだった・・・フォグバーやギャツビーの新製品のテスターのおかげで、その下にある商品がベタベタになっていたのを拭いてくれたのは。
「今日で最後だそうで・・・、バイト君いなかったら油田売り場なかったと思います。ありがとうございました。」
「いやいや、僕もhumigoroさんが客単価上げる売り場作ってるのみて勉強になりました。」
徹夜明けだったので、ちょっと込み上げて来てしまった(笑)。
そして、美人のバイトさん。
事件は突然起こったのであった。彼女にラッピングを頼んだのだが、針金が妙な形になっている?
「なんじゃこりゃ〜(笑)。こんなんどうやったんですか?」
「ちょっと針金が長かったので、やって見ました。こうやって、こうやってこうすると・・・。」
・・・こんなの見たことない・・・。
おそらく、このラッピングをした商品を買ったお客さんの中にも居ただろう。
・・・これどうやってるんだろうか?
・・・ほほぉ、そうくるかね(w。
みたいなヒトが。
当時、ラッピングという手法を実行するにあたって参考にしていたのは、”流行(省略)店”だった。
が、この事件が起きた瞬間、こと”包む”ということに関しては、うちが勝ったと思う。
そりゃ凝ろうと思えば、いくらでも凝れるのだが・・・。
その後、このラッピング方法は、先端商品1、および2に施され、4980円商品に施され、ここぞというときに使うとっておきの手法となっている。
この頃、会社として装飾に拘れ的な動きがあったので、オイラは細かいところに妙に拘る路線を突き進むこととなった。
針金一つで変わる
くらいなのだから、拘らなくてどうする?ってなモンである。
手間は掛かるが、他社との差別化という点において、最も簡単で最短コースであると思われる。
オイラは、自前でカゴを揃えて積極的に使うようになり、そのカゴにしても色々手を加えるようになっている。
今、考えているのは、
カゴって、ダンボールで作れるんじゃね(笑)?
ということだったりする。
その後、商品にまで拘りだした結果、素晴らしい結果になっている。
という訳で、この2人がとうとう辞めてしまう時が来てしまった。
もう本当に、オイラに何か教えてくれるヒトはいなくなってしまったのであるが、バイク同様、こういう状態からが本当の勝負ってな感じである。