振り返ってみると

オイラは自腹で反則物を揃えてしまうという、会社員としては反則技と思われる行為をしているが、少しだけ長い目で見てみると、実に、王道を行っているように、自分で思ったりすることがある(笑)。

店頭などを飾る商品の選択は、邪道かもしれないが、やってることは王道のような気がする。


例えば、うちの店のとあるジャンルが品揃えが薄いと感じたとすると、いろいろよそを見て回って、自分でも調べてみて、
「コレがイケるのでは?」
と地道に選択していったりしている。

安易に新製品入れようか?
とはならない。

店長(以前)のときは、
「店頭にメイク置いてみようか?」
となったとき、競合の1店を見て、値段を見て、決まり・・・となっていたりしたが、
今は、見る店舗も5、6軒見て、さらにネットで調べて、陳列に自腹(笑)という手の込んだことをしている。

まぁテスターを自分で購入して置いてしまうのも如何なものか?と思うが、自腹を切ると、売り場作りもそれなりに必死になるしな。
もう利益の無いもの、売れないもの、お客さんが目もくれないものには容赦ない(w。


まぁけど、オイラ・・・嫌われてるだろうな(笑)。


「A子さん、美容部員さん、今度、アソコを一緒に見に行ってもらえませんか?」

迷惑だろうな、普通。



さて、陳列に必要な道具を自分でそろえているが、はっきり言って、これは必要であると感じている。


先日、競合店を見に行ったとき(知り合いがいる)、売り場を作るときに、壁などの平らな面に使用するホッチキスを惜しげもなく使用していたのだ。
うちなら、セロテープを丸めて、ペタペタと地道に貼り付けていくことになるだろう。
しかし、作業のスピード、その強度など、どれを比べても、このホッチキスの方が上である。さらに、どこから調達してくるのか?気の利いたビニールのシートを使用していた。
よくよく観察すると、やはり工作のレベルは決して高くないのであるが、こういう道具を使用しただけで、仕上がりが全然違うのだ。


人件費、人件費と言うが、作業の効率なんて、それようの道具を使えば、まだまだ向上させることが出来るのだ。
それなりの分厚さを有するプラスチックの板を、カッターナイフで切断するなんてあってはならんのだ。指切るリスクも高いし、カッターナイフ自体も、そんな強度のあるものを切断することは想定していないだろう・・・。糸鋸が1本あれば、速攻終了するのに・・・。そんな糸鋸の出番はまだない・・・(笑)。


例えば、テスターを括り付けている紐だが、これを縛るために、どこかに穴を開けるのだが、これもキリが1本あれば速攻終了だし、安いヤスリのセットがあれば、バリも簡単に取れて美しい仕上がりとなる訳である。


うちには、ってか、うちの会社には、美しい陳列のために必要な最低限の道具も揃っていない。


今回、薬剤師A子を伴った作業で、もうひとつ、あれば便利な道具というか素材を発見した。

前回、テスター台を作成するために購入していた発砲スチロールの板。
これが結構役に立つようである。

販促物のトレイが、棚の尺と合わず設置できないケースが今まで結構あった。
棚板のはじっこに、落下防止のついたてみたいなものがあるからだ。しかし、この販促物にもそれは付いている。設置さえできれば、商品の落下はない・・・。
今までは、このトレイをカットしたり、設置をあきらめたり、本来こんな場所に置くべきではない場所に移してみたりしていたのだが、この板があれば、簡単に設置できるようになるようである。

やってしまえば、別にこの板でなくても良いのだが、まぁそれは置いておく・・・。
さらに威力を発揮したのが、3Mの両面テープ。100均のペラペラのものとは一味も二味も違う。

作業が超スピーディ(笑)。


加えて、メモリの付いたカッティングボードのおかげで、かなり精度高く同じサイズを切り出せたりする。


そんな役に立つ道具一式なのだが、事務所を整理しないといけないとなって、あえなく、行きにくい場所に移されてしまった・・・。

よその会社では、これくらいやるのが





普通




なのに・・・(涙)。