抗えない仕組み
humigoroのメモ帳もとうとう4冊目に突入した。
最近、品揃えが揃って来たから・・・と、新規に導入する商品がメッキリ減っていたのだが、今回の付けまつ毛は、久しぶりにしっかり調べようと思っている。何故なら、
ア■トレアヴィルゴのプロフェッショナルが、扱えないことがわかったから(笑)。
これはかなり誤算であった。同じブランドの安い方は扱えるので、てっきりこれもOKだと思っていたのだ。
新規導入の3本柱のうち1本はもう入った。その一つだっただけに、ダメージはデカイ。
・・・他に鉄板付けまつ毛ってあるのか?タイアップ商品以外で。
付けまつ毛の売れ行きの統計を取り出してわかったのだが、オイラは思い込みで付けまつ毛ってのは利益が取れるジャンルだと思っていた。だが、これらの商品、予想以上に売れないのだ。売れているスプリングハートは価格競争の波に飲まれ利益無し。意外と売れている資生堂の付けまつ毛も利益は薄い。
外国人割引や歴史が動いてしまった商品による粗利率の低下の防波堤となるには、売り上げ額自体も少ない。
モ■ルセレクションも、新しくDUEが出たせいか芳しくない。売れてはいる方だが、種類が限られている。
そう、この状態はまさに、オイラがメイクに本腰を入れる前の状態である。そのときオイラは1500円を一つのラインとして設けて、そのラインの商品をガンガン導入していった(熱い商品が大体この辺の価格帯だったのもある)。
付けまつ毛では、おそらく1000円がラインになるであろう。ポツポツ売れる1000円オーバーの商品をガンガン導入していけば、ある程度は結果もついてくるハズ。そして、今回、高額商品を売るにはかかせないクローズアップする場所も確保している。
ただここで”率”ってのを相手にしていることが結構やっかいだったりする。
店長の上のヒトは率を下げるな、と言うが、ある程度そろばんを弾けば、今やっている施策をすれば、
粗利率は何をどうやっても下がる
のだ。
外国人に対して割引などをやったりしているが、彼らに何をプラスして売ろうが、最終的に割引がかかり、粗利率は
絶対に下がる
のである。
オイラは電卓片手に、店の売り上げが○○円だとして、○%割引して売って行くと、粗利率がどの程度になるかを計算してみた。
現在の店の数字とピッタリ一致(笑)。
少々のズレはあるが、これは割り引きのかからない日本人のお客さんの影響だろうな。
とすると、上のヒトが言うことは、
日本人のお客さんに何を売るか?を考えろ!!
という指示をしないといけないはずなのだ。
割引が掛かっても利益はしっかり残る商品を、どれだけ外国人に売ったところで、利益の額は上がっても、その率は一向に上がらない気がする。
率を下げるな!!というのは簡単である。
では、どうすれば率が上がるのか?
ここに踏み込んだ指示は未だにない。
あるにはあるが、毎度おなじみの接客である。
これでは、絶対に対抗できないのだ。
だがしかし、外国人フィーバーも一段落すると、粗利率はいつもの数字に戻っていった。これを毎日繰り返していけば、いずれそれなりの値に収束していくはずである。
けど、今度は売り上げが・・・(笑)。