某°島ライスク(2008.07.13開催)

滅茶苦茶暑かった。
なんていうか、どうもバイクの状態が悪いと自分の運転の不味さが際立ち、状態が良いとバイクの挙動が際立つようである。
前回、後輪が危なかったが、このときは、「もっと後輪を食いつかせるような乗り方が出来ないと駄目だ。」と思ったんだが、今回は「タイヤの挙動を邪魔しないように乗ろう。」となった。

そして悲しい結末だが、オイラの場合、タイヤが良くなっても特に速く走れる訳ではないようだ(笑)。


(遅乗り)
つい最近”ひたすら直進あるのみ”と書いた1本橋だが、どうも直進あるのみだと20秒くらいが限界のようだ。言い方を変えて、駆動力でバランスを取ろうとするとどうしても速度が出てしまい20秒前後が限界になるようである。どうも違う方法も取り入れないといかんようだ。

測定では前回出たミラクルタイム28秒をいきなり目指したが、走ってて思った。「速度が速すぎる。」と。さらに、落ちた(笑)。

ま、迷いが・・・(笑)。

ついでに立ち乗りでも落ちた。


しかし、前回のミラクルタイムはミラクルと言うほどでもないようで、28秒ペースの速度を作ることは後の練習で出来た。で、このときなんだけど、ハンドルを切ってバランスをとった方が良いようだ。というか、ハンドルを切ることに効果がある

ナローコースで「ハンドルフルロックで言ってください。」と言われてやってみた。オイラはSVでのノウハウを投入してやっていたんだが、なかなかフルロックにならない(そりゃ無理無理切ればなるけど、キープできない)。で、フルロックにしようと思ったら、どうも1本橋での28秒ペースまで速度を落とさないといけないようだ。ここまで速度を落として、初めてSVでのノウハウを投入することが可能になるようだ。

まずは速度を落とせと・・・。

目前まで迫ったと思われた30秒はまた少し遠のいた感じだ。


さて、バイクを傾けたまんまは進んでくださいということだったけど、
「曲がってしまう(笑)。」
どうしても曲がってしまう。速度が出てると出来るんだが・・・。これは露骨にバランス勝負なのだろうか?思い切って逆ハン切ったほうが良いんだろうか?それとも普通に切ったほうが良いんだろうか?まぁ現状では駄目だな。傾き具合がバランス取るなんていうレベルではない(笑)。折角バンパー付いてるんだし、フロントからの転倒には滅法強いはず?


(8の字)
最近、端っこに追いやられてる気がするのは気のせいだろうか(笑)?
まぁしかし、ここでタイヤパワー発揮
いままでオイラは何に気を使っていたのだろうか?
というような感じだった。

進入で後輪が滑る不安が無い。これは素晴らしいな。今までまずここに気を使っていたからな。やっと自分がやりたい事に集中できた感じがする。ついでに10周も回るのが実は億劫だったんだが、それも進入時に滑ることが原因だった。20回もこのリスクと戦わないといけないのか?ってな感じだ。今回は、

100周だって回ってやるぜ(笑)!

って感じだ。変わるもんだ、タイヤ一つ、いや二つで。


で、090のフロントに切れがあるのはわかっていたので、まずこの辺を確認した。間違いない、切れがある。進入でフロントブレーキのみに気を使うことが出来たからかどうか知らんが、立ち上がり付近にも気が回る。
なもんで、顎を引いて膝でグリグリグリッと曲げてみた。Fブレーキを掛けつつグリグリ回ってみた。グリップに不安はないので、今まで出来なかったところまで曲げる努力をしてみた。
プロテクター切断の効果もバッチリ発揮。
「これって完全に進行方向に胸が向いてるんじゃなかろうか?」
というくらいまで上体が回る。イン側の手にもかなりの余裕。ここに来てやっとうpハンの利点を使った気がする。


回りきった・・・回りきったぞーーー多分(笑)


今まで立ち上がり付近でパーシャルというか、最後少しだけ進むために嫌々アクセル開けていた部分が消えた。するとどうなるか?というと、このチョイ開け部分でミスって外に膨らむということが無くなるようである。Rブレーキを使う時間も大分減る。これはある意味バイクに優しい走りではなかろうか(笑)?アクセル開ける時がいきなり加速状態となった。ここで、さらにタイヤパワーを発揮してドッカンと加速出来なかったのはオイラの気の弱さがなせる技だが、それはそれで問題を孕んでいたので次回の課題だ。

ERとオイラはBT-090という仲立ちがあって始めて信頼関係を気づくことに成功したのかもしれない。

まぁ4気筒並に粘るらしいから出来て当然かもしれんが(恨)、個人的には”ツインでも出来る”という確証が得られて良かった。というか、無性に嬉しかった。まぁタイヤパワーだが・・・。


(直パイ〜千鳥〜ブレーキング)
さて、前輪の切れだが、直パイでもこれでもかと発揮された。こっちは逆に恐ろしかった(笑)。フロントがすっぽ抜けそうである。
今回、スクール全般を通して、”Rブレーキを温存する”というのが一つのテーマだったので、Rブレーキを多用しないように走っていたんだが、スクールの終わりのレクチャーやその他いろいろあった結果を総合すると、ERにはヌルヌル走る方法が得策なようである。

ER-6N大試乗会
主催のヒトに乗ってもらった。注目度が非常に低かったのが気になる点だったが(笑)。個人的にはタイヤも良くなって文句無いバイクなんだが、どうもアクセルoff時の立ちが強いのが気になるらしい。とはいっても、総じて良いようだが。

このアクセルoff時の立ちが強いということなんだけど、オイラが感じたエンブレが掛かるとバイクが硬くなる気がするという感触とかぶるのだろうか?確認すれば良かった・・・。

なんしか、エンブレがもろに掛かるというのはあまりよろしくないように個人的には思う。特に切り返しが連続するような直パイではそれが顕著に感じられる。そしてタイヤが劣化すると走れない(笑)。
適当にエンブレをちょろまかしながら走る方が良いと断定して次回は走ることにする。


千鳥なんだけど、回り切るということが出来るようになったのは本当にプラスだと思う。というのも、アクセル開けるのが楽なのだ(これはタイヤパワーでは無いと思う)。なもんで、いつも以上にアクセル開けては見るものの、次の問題が発覚した。


止まらない・・・


それでも鍛え上げた中指パワーでなんとかブレーキ掛けては行くものの、すぐに未体験件ゾーンに突入することになった。


この状態でブレーキ掛けても良いのだろうか?

某DVDを見てると良く見られるあの光景。ブレーキ掛けたと思われる瞬間にズザーッとフロントから滑っていくアレ。
加速すると「グォー。」とフロントフォークが伸びて来るけども、この伸びた状態でじっかりしっかり減速するような強さのブレーキを掛けても大丈夫なんだろうか?

加速とブレーキングのセットが次からの大きな課題である。

コーススラでも全般に渡ってこれが問題になったりした。


ブレーキングは、なんというかデジタルのメーターってのは速度合わせやすいなぁとつくづく思う。ちなみに40kmは43km。50kmは55kmくらいいや、55kmそのもので進入するとぴったりになるようである。こんなの読み違えることなんてないし思いのほか正確なようだ。60kmだと66kmが良いようだ。

今回70kmまでやったが、これは別世界であった(汗)。実測68kmだったようだが。
経験不足が大きいんだろうけど、まず、
Rブレーキは全く使い物にならない(笑)。
Rサスが動くのを感じる間もなく踏んだ瞬間即ロック。本人も音を聞いた瞬間フロントかリヤが判断つかず、とりあえず、前後ブレーキを解除する始末。解除した瞬間「ビヨーン。」と伸びてくるFフォークの動きを感じつつそのままブレーキ。一番危険なことをやってしまった気がする。こういうことからすると、千鳥でのブレーキングもなんら問題ないように思うが、あっちは曲がらないといけない点で精神的に違う・・・ということにしておこう。多分、千鳥の方は問題無い気もするが・・・。

それにしても、デジタルメーターという強力な武器を持ちつつ、大会ではしっかりと減点をもらってしまってるあたり救いようがない。

それはさておき、現在ブレーキレバーを”2”のところに合わせているが、握り込むと薬指にレバーが当たりそうである。"1"の方が良いのかもしれない。


(コーススラ)
タイヤが良いとこうも違うものか?と感じた。8の字のところでも書いたけど、エンブレで後輪が滑らないってのは楽だ。コーナーの度に滑りを気にしながら走るのと、そうでないのとでは精神的な体力の消耗が全然違う。
全部タイヤパワーのおかげにするのも癪なので、今までのRブレーキ操作の練習が少しは実を結んでいるのかもしれないということにしておこう(笑)。SVの頃はα-10でも滑らしてしまうことがあったし。

千鳥は全て回り切ってみた。基本回り切ることを前提にRブレーキ使いつつアクセル開けた方が速いかもしれないが、とりあえず、回り切っていった。

”60kmコーナー”を”70kmコーナー”にするのが今回の目標だったが、微妙にレイアウトが違うのか、前回と同じようにアクセル開け続けると壁に突っ込みそうな感じだったので、これまた遠慮してしまった。けど、60はきっちり出した。
どうも立ち上がりで狙ったところにもって行き易いというのもタイヤパワーのようだ。まぁ立ち上がりで後輪が滑らないんだから精神的にも当たり前な気がするが・・・。


で、タイヤパワーに預かって安全運転に徹した訳だが(笑)、速度を出そうとすると気になることが一つ。

ブレーキの技術が追いついてない・・・

曲がり切った、顎引いた、後ろに体重ドッカリ、開けたー止まらねぇー(笑)
中指パワーも限界のようで、指の力云々ではなく、千鳥で感じた”この状態でブレーキ掛けてよいのか”というのがネックになっているように思われる。
これは練習するしかない。
とはいっても、やっぱり2本指の方が安定してブレーキ掛けれるような気がせんでもない。前回は2本指だったし。

それはそうと、クランクの入りでオイラは前回V字に入るのが良さそうだ、と書いたんだが、これも怪しくなってきた。イントラさんはみんな刻んでいたからだ。とはいいつつも、エンブレががっつり掛かる回数自体を減らしたいオイラは一気にクランクに入ってしまう方が好きだったりするんだが・・・。その一方、S字から出てくるところはガッツリ加速区間のように思われるので、曲がりながら・・・ってのは損してるようにも思える。もっとアウト側を走れば、曲がりながら加速しながらってのも出来るんだろうか?いや、ここで”曲がり切る”のような気もする(笑)。


途中のなんともいえない生ぬるい区間オーバルのラインで走るようだ。オーバルの発想はなかったなぁ。オイラは個人的に大好きな最短距離を走るラインだった。ここで速度がうまく乗ると次のクランクが全然違ってきてタイム変わると思うんだが。


今回、走行量は大分減ってたと思うんだが、終わりになってくるともうヘロヘロ(笑)。バイクは完璧なのに人間がもう駄目。