転倒キング

良く転倒するヒトってのは確かにいる。以前は自分とは無関係だと思っていたんだが、今、図らずもそれに類するヒトにオイラはなっている。それに伴い、「バイクってこんな動きするんだなぁ。」と学ぶことも多い・・・orz。学ぶことが多いってことは、SVの頃はただ目撃するだけだった転倒の仕方を自分がするようになったからだ。以前はせいぜい失速して転倒するくらいだったので、速度が落ちてきて「バタン。」と倒れるくらいであった。なもんで、オイラが「転倒しないようにしよう。」と心がけてもせいぜい失速を避けることくらいしかできない（速度を落とすってのは省略）。このことを今思い知らされている。

なんていうか、ERに乗ってからの転倒の中には結構予測してなかった・・・ってことが多いのだ。転倒した瞬間、「あれ？何で？」ってな具合だ。

それはそうと、バンパーの威力だが・・・エンジンするじゃねぇか（笑）。まぁ今回の転倒はなかなか派手な方だったので致し方ないのかもしれない。しかし、ラジエーターはがっちりガード。もしバンパーがなかったら、今回の転倒でラジエーターは死んでいたかもしれないような転倒だったので、少しは代金取り戻した気がする。ちなみにハンドルやタンクは接地しなかった。なかなか頼もしい。

ERになってから、諸事情もあるものの結構な勢いで転倒回数を重ねている。その中にはSVの頃では考えられなかったものも含まれるので、いくつか列挙してみようと思う。

２速走行時の転倒
これはもう大変だったし、今なお大変である。直パイでエンジン止まるし、パワーでなくなるし。千鳥で曲がろうとしたらパワーなくなるし、急いで開けようものならエンジン停止する。まぁいわゆる失速ゴケと呼ばれるものだ。

最近少しずつ信頼関係が出来て来た？かどうかはわからんが、「ぼちぼち危ないぞ。」ってのはわかるようになってきた。で、ぼちぼち危ないぞと思い、セクションを離脱するとバイクはどうなっているか・・・。

アイドリングしてない・・・（汗）。

そして１，２秒待つとアイドリング復活。まさに一時的な心停止状態である。エンストした訳ではないんだが、こういう状態になるようである。なんて恐ろしいバイクなんだろう（笑）。後に確認してみたんだが、このときアクセル開けるとアウトのようである。

回転時のいつのまにか転倒
ハンドルが切れるので、調子に乗ってクルクル回っていたら、いつのまにか転倒していた・・・という現象。乗ってる本人は転倒したという感覚は全くないまま地面とお友達に・・・。あとあと振り返ってみると、後輪についた跡から「後輪から滑っていったんだな。」ということがわかった。このことから、

調子良くバンク角がついて行ったら要注意、という教訓を得た。

コーナー進入時に気がついたらバイクは転倒していた
前述の”回転でいつの間にか転倒”の経験がなかったら、おそらく、転倒してることに気がつかなかっただろう・・・というような、少し似てる感じのする転倒だった。

次のパイロンを見てさぁアクセル開けようか、と思った矢先、「アレ？もうこれ転倒してるんとちゃうん（笑）。」という具合で、階段を降りるような感じで１０点満点の脱出。バイクはクルッと回転していた。
どうもチョイ開けした瞬間に砂を踏んだらしい。目撃者によると「ジャリッ。」と音がしたそうだ。後輪を見ると、雑誌等に良く出てくるタイヤの接地面だけに横方向の傷がついていた。今まではある程度の範囲に渡って傷がつく・・・というパターンだったんだが、今回は一瞬の出来事だったようだ。

エンブレをきっかけに滑るかもしれない、と用心していてもコレである。しかもエンブレ弱い２速。失速恐れてブレーキもそんなに踏んでない。まぁ砂踏んだからなんだが、今までは「ジャリジャリジャリ。」と後輪がアウト側に逃げるだけだったんだが・・・。

他にも転倒はしなかったけど、それに繋がりそうな現象として、半クラ時の後輪の空転が挙げられる。少し強めにクラッチが繋がりだした途端、「シュルシュルシュル。」と後輪が滑り出す。まぁ原因はわかっていて、アクセルの開けすぎなんだが、現状で「これなら大丈夫。」という開度ではそうなってしまうみたい。もっと弱く開けて操作せんといかんようだ。まぁとあるセクションでしか起こらない現象なんだが。

まぁ何しか、わけもわからずいつの間にか転倒。そして本人は転倒し始めに気づいてないっていう転倒が増えてきている。危険だ。大いに危険だ（笑）。