ニコチンパッチについて

という訳で、一般用医薬品にまた新たな製品が加わった。

ニコ●ネルパッチとかいうやつだけども、禁煙しててニコチンが減ってきたときのイライラを緩和するための製剤だったりする。
武田の二コレットってのはガムだけども、こっちは貼付型製剤なので、朝一発貼れば終わりである。ちなみに、使い方としては朝起床したら一枚貼って、寝るときに剥がすようである。

非常に楽である。

で、もともと禁煙するつもりなど微塵もないオイラが、とりあえず貼ってみた。注意書きを見ると、貼ってるときは喫煙しないようにとか、ニコチンガムを使わないようにとか書いてあったりする。詳しいことはノバルティスのサイトを見ていただきたいと思う。


貼付感
普通(笑)。いや、外国の貼付剤ってのは貼ってる感を際立たせるためかどうかしらんが、剥がすと糊残りするぐらいべったりしてるのを見たことがあるので気になっただけ。


で、肝心な効果であるが、「吸わなくてもよいかな?」くらいは思う程度の効果はあるようである。ちなみに、ニコチン依存度テストなるものをやってみたんだが、オイラの依存度は普通だった(これもノバルティスのサイトにあった)。ちなみに、この効果は正直な印象で、もしかしたら効果あるかも?とか、本人に止める気があるならこれは強力な武器になるかもしれん・・・と思ったんだが・・・。しかし、血漿中濃度のデータを見て、興ざめした(笑)。


誰が1時間に1本ずつなんていうコンスタントな吸い方すんねん(笑)。


まぁデータを取るには致し方ないとはいえ、比較するには非実用的な気もする。が、今回の製品、1本/時間のペースで吸った場合のニコチン濃度の半分くらいをキープするように出来ているらしい(ニコ●ネルパッチ20の場合)。


足りん、足りんぞ、ニコチンが!!


このデータを見るに先立って、この製剤を貼付した状態で喫煙したらどうなるだろう?一応、喫煙するな、副作用でまっせ、と書いてあるんだが、やらずに居れるか・・・。


1本・・・2本・・・3本・・・4本・・・・12本/時間(マルボロライトのメンソール)のペースでとりあえず4本吸ってみた。

なんとなくタバコを吸ったときの「吸ったぞー!!。」的な達成感が減ってる気はするものの、まぁなんともないようである。ただ、この辺大いに個人差によるところが大きいと思われるので真似しないで頂きたい。


というような具合のニコ●ネルパッチ。ニコチン量が多いタイプと少ないタイプがあって、多いタイプをまず6週間、その後少ないタイプを2週間貼って一連のプログラムは完了するらしい。


個人的には効果はあるように思うし、実際、タバコの味みたいなものも変わったと思うので、禁煙を考えているヒトにはありがたいアイテムであることには間違いない。ちなみに医療用の製剤の方は、1本/時間の場合のニコチン濃度をキープできるようであるので、本気で止めたいのであれば、禁煙外来とやらに行ってみた方が良いのかもしれん。しかし、この貼付期間を見て分かるとおり、この製剤は


本人の鉄の意志


が加わって初めて製剤として完成するものだと思う。




余談だが、オイラ、この製剤を貼付したまま酒を飲みに言ったんだが、男女の話に話題がなったとたん我慢の限界を突破し喫煙を開始した(笑)。で、別に禁煙するために貼ってるんじゃなく、どんなものかチェックするために貼ってるという旨を伝えても、勝ち誇ったように「吸った、吸った(笑)。」と言われ続けるハメになってしまった。


この屈辱感をどこにぶつけたらええねん!!しかもコレ自腹切って購入しとんねんぞ!!


タバコしかないやろーーー(笑)。