ER−6n編スタート

最初はVFRを買う予定だったんだが、あまりにもバブリーな中古VFR市場のせいで、急遽候補に挙がったのが、600cc前後のネイキッド。その中でなぜERなのか?カタログスペックが間違っていたらそれまでなんだが、最小回転半径がひとつ抜けていたから・・・。それだけである(笑)。

セパハン、粘らないエンジン、小さな車体、SVに乗ってるときはこの3点はバイクのせいにしていて、今度買うバイクはこうではないものにしようと密かに思っていたんだが・・・

ところがどっこい、選んだバイクはSVよりも小さな車体、しいていえばパワーがあるだけ・・・というあまり変わり映えの無い選択となった。


乗りやすいはずだった・・・。コーススラを走る直前まではそう信じていた・・・。

4気筒並に粘るはずだったエンジンは所詮ツインだった・・・(笑、この件によりオイラのなかで以前から怪しかった某氏の株は暴落し取引中止となった)。パワーがある分扱いにくかった。エンブレはSVに輪を掛けて強かった。ニーグリップは意外とやり難かった。軽いはずなのに何故か重かった。ブレーキのタッチがSVとは違う。


しかし、このバイクに乗って「このバイク乗りにくいです。」とは書くことは出来ても言うことは出来ない。「これらは全て慣れでなんとかなっていく。」と考えることにした。


このときから3年掛けて培ってきたことを大急ぎで再構成し始めた。なんせ3ヵ月後には安全運転大会があるのだ、時間が無い。今まで”慣れ”でやってきたことも、実際どうだったのか?ということを思い出す作業だった。
その中で、乗りにくいと思っていたSV400Sにも利点があることに気がついたりもした。速く走ろうと思ったら走行ラインとハンドル切れ角はあまり関係が無いことにも気づいた。セパハンは言い訳にはならない・・・ということにも気づいた。


で、今、コーススラのタイムはSV400Sと同等のものを出せるようになったんだが、実際、走ってると、ERの方がまだまだ速く走れそうという感触がある。これは個人的にはパワーがあるからだと思っている。ブレーキングが難しくなったと感じている。前輪はともかく後輪をどう路面に食いつかせるか?ということを現在研究中だったりする。