某°島ライスク(2007.12.09開催)

パイロンを回るような練習をしていると、腕の力を抜く、なんてことはいつまで経っても付いて回る問題だと思うし、言うのは簡単だが、やるのは難しいことの一つだと思う。

それだけに、この力を抜く、あるいは、力を入れてないっていうことが以前よりも上手くいった場合、結構充実感に浸れる気がする。


コーススラは結構アクセルが開くコースだった。ただ、アスファルトが新品だったせいか、基本良くグリップするんだが、バンク角が深くなったりしたときに、通常のα-10らしい滑り方はしなかった。
グググググッ、チュルチュル(笑)、グググググ、ってな感じ。


コーススラでも頭を下げるってのは置いといて下半身ホールド中心。で、聞くところによると、旋回中に頭と車体が離れる瞬間があるらしい。なんでもイン側ハンドルに頭が接近してくるのは旋回後半らしい。σ( ̄。 ̄) オイラはひたすら頭下げてハンドルに被り付いていたので、小回り中なんかは前輪と一緒に頭も回る感じだったので、これも試すことにした。


下半身ホールドはもちろん踝ホールドを使うんだが、なんせ慣れないので、どうしても今までどおりのホールドになってしまうこともあったんだが、そんなことは気にしない。


で、走り出すと踝ホールドがいきなり効果を発揮する。言うまでもないことだが、タンクのホールドはもちろんしている。なもんでガンガン目線を先に送っていく訳だが、問題は右ターンの右手問題である。けど、今日は右手問題もキレイにクリア出来ていた。


というのも、旋回中に円弧の中心の頭を残す感じにすることによって、ハンドルがガツンと切れ込んでくる瞬間に上手い具合に懐にスペースが出来ており、窮屈さが軽減されていた。


右の小回りを右手を気にせずに思いっきり行けたのは初めてである。左右逆だけど、サイドスタンドを立てて「こんな感じなハズだよなぁ。」と思っていたことがそのまま出来ていた気がする。


月並みだけど、”コーナーリングが面白い”と思ってしまった(笑)。


あと、ホールドがしっかりしてきてわかったんだけど、思わずハンドルに力入れてしまってる場面、力を抜くってのも必要だろうけど、そもそもブレーキングが遅すぎるってのもあるようである。


という訳で、神らしきもの降臨により新たな局面を迎えたσ( ̄。 ̄) オイラのSVライフだが、予定通り事が推移すると今回あるいは次回くらいが最後になるはずである。こんなに終盤になって新しいことが見え始めるなんて人生ってこんなもんさと思わず書きたくなるんだが、率直なところ、SV400Sがツアラーであることは確かだろうけども、もっともっと速く走るバイクであることも確かである。σ( ̄。 ̄) オイラは気づくのが遅かった。
燃費が良いことや、フラットなトルク特性や、妙に丸っこいカウルや、豆電球のように暗いヘッドライトや、ポジションはうpハンと変わらないのに手はきっちり挟まるハンドルや、粘らない低速は良い思い出である。

で、思うんだが、SV400Sでこれだったら650や650Sはどんだけ戦闘力あるんだ?と。