某°島ライスク(2007.04.08開催)

今回は、ジェットヘルとα-10という2大反則兵器を持ち込んでのスクールとなった(笑)。ところが、αー10の方だが、某所での練習会では非常に良い感じだったんだが、この会場自体、その日は他の参加者のヒトも「今日はようグリップしますねぇ。」といったコンディションだったため、タイヤは実は新品だから良かっただけ・・・という可能性も否定できない。という訳で、今回のスクールでの感触の方が確かだろうと思う。この会場も年間を通して走ってるし、路面の按配は一応わかってるつもりだし。
で、走ってみた感想だけども、
「ヘタでもブレーキ掛けれるし、アクセル開けれるし・・・。」
といった具合で、もう間違いなくGPR-100よりもグリップするタイヤであることが判明した。というか、ツーリングタイヤとスポーツタイヤの違いがこれ程のものなのか!!と驚いた。



まぁ走ってると、以前のタイヤでは有り得ないアクセルの操作が可能だったりするので、「今の走りってタイヤのおかげなんだよなぁ・・・orz。」と正直言って凹むものがあった。それと同時に、「あぁ、そういえばPパワー付けてた頃ってこんな感じで走ってたよなぁ。」と昔のことを思い出したり・・・。


つまり、リーンアウト・・・・・・orz。



とは言いつつも、以前と違うところも有る訳で、今出来ることを全力でやることにする。


(1本橋)
タイムがわからないのでなんとも言えんが、ここではジェットヘル効果が出てしまった。最近はカウルの隙間から前輪を見る小手先テクニックを駆使していたんだが、今回はもう完全に見える訳で、橋の幅が若干広がったような気すらする。
で、Rブレーキ主体で時折Fブレーキを混ぜるという行き当たりバッタリな走りだったんだが、今までやろうとしても出来なかったことを試してみた。


1本橋上をジグザグに走ってみた。


これが、今までやろうと思っても前輪がどこを通っているのかがはっきりしなかったため出来なかった。もちろん、大体の場所はわかるんだけど、ジグザグに走ろうとすると寄せ切れない(落ちたら悲しい)。

前半はいつもどおり走って、後半はジグザグ。かなりタイムを稼いだはず(笑)である。
立の方は落下。なんか色々試そうとして自滅するのが2回ほど続いている。しかし、立って乗るのって今まで左右方向にしか体重移動しなかったんだけど、前もあるなぁということに気づいた。



ブロックスネーク)
やはりジェットヘル効果か(笑)?かつて無いほどの成功率。今まで蓄積してきた車両感覚と前輪(及びその周辺)が見えることとが合わさっての結果だと思う。
今回は立ちの方でも結構な確率で成功した。以前は、立ったままバイクを曲げることも出来なかったのに・・・、なかなかの進歩だと思った。
けど、Rブレーキに爪先が届かないσ( ̄。 ̄) オイラはFブレーキを使ってるんだけど、これも結局アクセル操作ありきだよなぁと思ったりもする。



(ナローコース)
1箇所どうしてもいけない場所があった。いつもは、走ってるうちに答えが見つかるんだが、今回はゲートを通る前にハンドルをロックするという俺の唯一の知識が通用せず・・・。しかし、以前よりはブレーキ操作のギクシャクが減ってきたかと思う。



(定常円(直線有り)8の字)
いつも走り出しの1発目はバンク角がつきすぎて恐い思いをするんだが、今回はイン側の脚をしっかりホールドに使うという秘策(笑)を携え望んだ。バンク角さえつき過ぎなければもっと速度を上げても良いなぁと思っていたため、タイヤも良いことだしいつもより速度を残して侵入してみることにした。

作戦は見事成功し、自分の予想に反してバイクが寝すぎることはなかった。しかし、バイクはきっちり寝ていた(笑)。この時の成功は最後のコーススラのコーナーで生かされることとなった。



(定常円8の字)
ココまで来ると、タイヤのグリップがかなりの物であることが分かってきていたので、いつもは恐くて出来なかったこともやってみる。


大胆にリーンインしてみる。



けど、実際出来てたかどうかは怪しい。門真の講習会で白バイねぇちゃんにリーンインできてると言われたときの感覚でやってみたんだが、いかんせん白バイねぇちゃんの感覚が俺には信用できない。


自分では相当頑張ってイン側に体を持って行ってるつもりで、少なくとも

こんな走りではなかったはず・・・。

で、きっちりブーツ接地。
「何故だ・・・何故なんだー。」

やっぱりバンク角を稼ごうと思ったら、速度を落とさないといけないのか?ゆうても、それ程の速度は出ていないはず。

という訳で、次回は定常円8の字のラインと速度コントロールについてちょっと真剣に考えることにする。

humigoro本人は、この時点でかなりタイヤの魔性に囚われてしまっていた(笑)。




(コーススラ小)
パイロン脱出のときにもっと小回りするともっと直線が取れるようである。多分侵入と差し込みが足りなかったんだろうと思う。



(コーススラ大)

主催のヒトから転倒に関して厳しいお言葉。一応、全体に向かって言っていたんだけど、「多分、俺のことだろうなぁ・・・。」と思いつつ、また凹む。

こういうときは初心に返って、このスクールに通い始めたころの俺がもし今の俺の走りを見たらどう思うか考えてみる。





引くな・・・間違いなく引く・・・(汗)。


コーナーのたびに「ズズズズズーーーーッ。」なんてブーツ擦れる音がなってて安全運転どうのこうの言ったところで説得力ないよなぁと・・・。



定常円への侵入がどうにもこうにもよろしく無い。この侵入ってちょうどコソ練でクリクリやってる幅よりも少し広いくらいである。出来ないわけがないのだ。
違いと言えば、アクセル開けっぱなし(2000回転)で回ってるか、ブレーキで減速しながら回ってるかの違い。と言うわけで、「ブレーキ掛けすぎ」の可能性を疑い、ノーブレーキで侵入することにした。いい感じだった。今までは減速しすぎだった可能性が高い。

で、このノーブレーキというヤツなんだけど、エンブレというのは効いてる訳である。このエンブレというのがどのくらいのものかというと、コーススラの慣熟走行ペースならクランク後の直線からのコーナーはノーブレーキで曲がれてしまうくらい効いていることが今日判明した。意外と効いているのである。


さらに、途中2速で走る機会があったんだけども、ここで凄く良いラインを発見してほくそ笑む(笑)。気づいたことといえば、やたらとバイクを倒し易いこと。以前やったときはそうでもなかったんだが、俺の乗り方が以前よりも積極的にバイクを倒していくようになっているからこう感じたんだと思う。


(休憩中の8の字)

休憩中に8の字が出来るようになって数ヶ月立つが、おそらくコレが一番身に付いているように思う。
今回は、タイヤも新しくなったことだし、いつもよりアクセルを開けてさらにいつもより遅くブレーキを掛け、いつもより寝かして曲がるようにした。
が、どうも上体が非常に硬くなっており特に右回りが思うように舵角が付かない。
で、イントラさんから色々アドバイスを貰う。

①上体が遅れてる
②ほとんどリーンウィズだけど、リーンアウトになってる(このほとんどリーンウィズリーンアウトとほとんどリーンウィズのリーンインとの間には結構高い壁があるなぁと最近思う)。
③もう少し後ろに乗ったら
④右の爪先が開いてる
⑤もうぼちぼちリーンインで走ってみたら


ということだった。右ばっかり接地するなぁと思ったら開いてたんかいと己に突っ込む。
で、早速やってみたんだが、どうも①と③が関係してそうで、さらに②とも関係してそうだった。要は、



窮屈



ということなんだけど、

確かに、後ろに乗るとかなり窮屈度は下がるし、以前は後ろに乗っていたんだが、確かRブレーキを操作するときに膝の位置が変わるという理由で前に乗るようになった気がする。ほんの数ヶ月前の話。



後ろ乗り復活か!!良い機会だしRブレーキ捨てるか!!


と言うか、後ろ乗りというと某ネモケンを思い出すんだが、俺の場合、リラックスして楽なポジションに乗ろうとしたら必然的にそうなるんだよなぁというのが正確かも。



と言うわけで、ジェットヘルとα-10は反則というのがよりはっきりしたところで、今日は終了。
このタイヤだけど、多分もう1セット使う気がする。


そして、一番寒そうな時期に再びGPR-100に戻す。お〜コワ(笑)。