某所での講習会

さて、冒頭での座学。俺ってジムカーナに片足突っ込んだと思ってたけど、突っ込みきれてなかったみたい・・・。


それはそうと、一回走るとブレーキフルードにエアーが入るらしいということを知った。早速、バロンに行ってエアー抜き・・・と思いきや、「フルードの交換になりますねぇ。」ということに。けど、以前変えてから1万キロ以上経ってるしまぁ良いかと判断。交換してもらうことにした。

Fフォークのオイルやらハブダンパーやら、消耗部品を交換しても交換のしがいがない我がSVだったが、今回は違った。以前の交換では交換のしがいは無かったのだが・・・。
ブレーキのタッチが露骨に良くなった。
最近、Fブレーキが効かないなぁと思っていたんだが、自分の腕が悪いからだと思っていた。特に、レバー握り始めの弱い領域がなんとなくスコスコした感じがしていたんだが、こんなもんだ、と思い乗っていた。

けど、フルード交換して走ってみると普通に信号でブレーキ掛けるだけで、その差がはっきり感じられるほど違った。弱く握る部分が特に。


最近、チェーンやら空気圧やら消耗品のbefore→afterが良く分かるようになってきたのは喜ばしいことだが、俺の感覚が良くなってきたのか、それとも、以前の交換はやっぱり言うほど消耗してなかったのか?は、不明である(笑)。

ともかく、Fブレーキの弱い部分のタッチが良くなったのは大歓迎。


チェーン、エンジンオイル、空気圧、ブレーキフルード・・・、金が・・・orz。



そもそも事務なんてやろうってヒトは、こういうのは全部自分で出来るんだろうなぁと思う。この辺が俺が片足すら突っ込んでいないと思う所以。



で、今日の走りなんだけど、しばらく走ってると、「体は動いているが、バイクが付いて行ってない。」という指摘を受けた。このとき俺は、「今日はニーグリップが緩いかなぁ。」と、まぁ同じようなことを感じていた。なので、もっと膝締めて走ろうと思っていた矢先のことだった。
というわけで、「立って走ってみてください。」ということになった。俺的には立って走るとなると、某°島でやっている立ち姿勢の遅乗りのイメージ(完全に立つ)があり、「そんなん絶対無理やで。」と思いつつ、とりあえず転倒はせずに1周走ったんだが、どうも中腰のことだったようだ(笑)。某DVDでやってたアレ。全然上手く走れないんだが、それなりにやってると脚がピクピクしてくる。改めて座って乗る。


正直、驚いた。「調子が良い時ってこんな感じやで。」ってな走りになった。左右にパタンパタンと良く寝るし、寝るのが速いから他の動作のタイミングも逃しにくい。


後ろに付いて走ってもらったりしたんだが、ここでパイロ接触しまくり・・・。そんなに速くはないが、パイロンは倒さないというのが取り柄といえば取り柄だったんだが、こんなに立て続けに倒すなんて・・・。かなりショック(´・ω・`)

よくよく考えてみると、どうも自分の考えてる以上に曲がっているようである。ベストなラインでは決してないんだが、いつもなら接触しないラインでもちょうど肘がコツン、コツンと当る。
そこで、ラインを後輪1.5本分くらい外に振ってみた。良かった。速度も変に落ちないし。こういう経験もなかなか無くて、今までだと完走できない(あるいはかなりグダグダ)ところが、ライン取りいかんによっては完走できる的な、ゼロがとりあえず1になったくらいのモンだったんだが、まぁそこそこ走れてるところが、もっと良くなるってのはありそうでなかったのだ。しかも、ラインを変えた部分だけでなく、そのあとも芋づる式に走り易くなった。こういうのって、説明とかでは良く聞くんだけど、実際、自分の経験でそういうことがあったか?というと、?だったのでこれもまた発見であった。


話を中腰に戻して、この乗り方が意外と良い効果をもたらすのははっきりしたので、午後も合間に入れてみた。何回もやってると、この乗り方も少しは上手くなってきて、速度も出てくる。するとまたまた違う部分が見えてきた。


俺の立ち上がりが遅い理由がわかった。アクセルが開いてないとか、開けるのが遅いとかいうのはもちろんあるんだが、そもそも曲がりきってなかったようである。もっと曲がらないといけないのに、バイクが起きちゃってるもんだから俺は曲げたくても、バイクは曲がらず、仕方がないから速度落としたりしないといかんし、アクセルも開けられない。


けど、ターンでバイクが起きてしまってるってのは、別に今わかったことでもなく、以前からわかっていたことである。今回違ったのは、それを押さえ込むための打ち手が一つ見つかったことである。
どうも体重の掛け方が違っていたみたい。中腰で乗ることによって、速度が遅くてもバイクがどう動こうとしているか?ってのは良く分かって、さらにそれを妨げないようにしようとすると、どうするべきかが見えてきた。
とりあえずの結論は、平たく書くと「前に前に・・・という意識で乗ると良いみたい。」(他にもいろいろあった)。じゃぁ後ろはどうでも良いのか?ってなるけど、そこは適当にバランスを取る(笑)。ここでも、動作のスピードやタイミングってのは相変わらず重要かつ大前提であることは間違いない。
この中腰だが、コソ練メニューに加えても良いかもしれない。が、場所が・・・orz。




話は変って、良く接地する右コーナーがあったんだが、いつもなら接地しないようにリーンインで・・・となるところを敢えて「ここは絶対接地させる。」として走ってみた。目的は接地するのにビビらない度胸を付けること。接地してるバンク角での走行感覚を体に憶えさせること。そもそもステップなどのバイクが接地している訳ではないので、まだ安全な領域であるはず・・・という思い込みもあったし、そもそもここでビビッて操作をためらうことの方が、危険だろうという思いもあった(ビビッてアクセル緩めた際のエンブレすら命取りになり得るはず・・・汗)。
結果、旋回中ずっと接地させることは無理だった。やっぱり、バンク角が浅い部分と深い部分はあるみたい。けど、自分のタイミングで接地させることは上手くいった。走行ラインも変えてみたけど、ちゃんと今接地する!っていうタイミングは間違ってなかった。



話は元に戻って、「体にバイクが付いていってない。」ってことだったんだが、こうだとタイヤに加重が掛からないらしい。今回のbefore→afterがタイヤへの加重の違いならこれって凄い差だなぁと思った。



ところで、最近検討中のRブレーキ先踏みだが、今回は未使用。