某°島ライスク(2006.06.11開催;某°島)

貴重な休みを利用し参加してきました。

今回は駄目なところも有りまくったのですが、得たものがあったので良しとする。

今回は何故か2班に昇格。全体で4班編成だったけど・・・。


最初は、1本橋、ブロックスネーク、ナローコースといった遅乗り。前回お休みしたので、とても久しぶりに感じる。某川でもやったけど、やっぱり1本橋の段差があると燃える(笑)。
とはいっても、タイムは10秒台。粘りまくったら20秒後半も狙えたりするんだが、あまりにも成功率が低い。あと、例えば30秒ぐらい出来たとして、何故30秒もったのかが分かりにくいことから、俺的には「非常にゆっくり、停止せず、ブレーキでギクシャクせず、そろそろそろそろと進んで行く」ことを目標にしている。要は、「俺が30秒で出来るのはコレコレが出来るからだ」みたいなものが欲しいのです。だから、単にバランスを取るだけみたいなことはしないようにしている。


なので、今回の目標は、コーススラとかにも通じてるんだけど、「どうしたらバイクは安定するのか?」というのを感じながら徹底してやることにした。

で、いろいろやるうちに非公式ながら1本橋で22秒まで到達。以前なら、途中で止まったり(エンストではない)進んだりを繰り返しながら粘って25秒付近だったのが(当然失敗も多い)、途中停止することなく、大きくバランスを崩すこともなく、ただひたすらゆっくりと進んで22秒までタイムを伸ばすことに成功した。こっちの方が進歩だと思うのだが、この22秒、実は自分で数えていたのだ(笑、測定者は別にいるんだけど、自分でも心の中で数えていた)。つまり、22秒までなら好きなタイムで走破できるということである・・・どうでもいいか、こんなことは(笑)。


大事なのはタイムより内容なのだが、ナローコースにしても結構長いことフルロック状態をキープ出来るようになり、座ってやる分には結構上手くいくようになった。けど、今日のコースって簡単になっていたような気もする。
基本的にニーグリップしっかりするんだけど、状況によっては自然と膝が開く、あるいは開かざるを得ないケースもあったりするのだが、この辺も開くことなく出来るような工夫が必要だろう。
なんとなく、自分だけが頑張ってタンクを挟んでいてもバランスは取れないように感じる。ハンドルをこう切って、駆動力を掛けると車体がこう動くから膝はあらかじめこうしておく・・・みたいな感じで先を読む必要があるように思った。


ブロックスネークも最初の左曲がりで落ちることが多かったのだが、最初の左はクリア出来るようになっていた、何故か。何回かチャレンジしたが、結構高い確率で成功するので(最初の左だけ)、ラインが読めてきたのだと思う。


8の字なんだけど、上手く出来ないのは良いとして、他に重大な問題が見つかった。
小回り力自体は非常に上がっているように感じたのだが、どうもライン取りの方が不味いようである。
立ち上がり付近でパイロンに近づくということが出来ない。旋回半径自体は十分とはいかないまでも、最低限は小さく回れていると思うのだが、それを上手いことズラすことが出来ない。という訳で、「もっと奥を回らないといけない」という指摘を受けるのだけども、多分俺ってこれが理解出来ないというか、回るときに「もっと奥を回ろう」という認識で取り組んでも上手く行かない気がする。もちろん、奥を回るというのは客観的に見たら正解なんだろうけど、やってる本人が奥を回ってるつもりなのに、実は奥を回れていないというレベルなので、困ったものである(笑)。自分の認識と実際にかなりの差があるようだ。どうしよう?


コーススラは、ちょっと感動的なことが起こったのだが、その前に上手く行かなかったこと。
前回参加したときに走っていたラインを走ることが出来なくなってしまっていた(悲)。前回はブレーキングしながら、一気に回りきってしまう乗り方をしていたのだが、今回は、ブレーキを比較的早めにリリースして下半身で寝かしつけていく乗り方をしたのだが、これが影響したのだろうか?


以前から、「寝かして走りたい」と散々書いては、バイクが寝てないと嘆いていたのだが、今日は間違いなく寝てた。某°島では基本的に寝かして走る派のヒトは少ないんだが、そんな中、徹底して寝かし続けた甲斐があったというものだ(笑)。

最初は、バイクがパタンと寝るので恐かったのだが、何故パタンと寝るのか?どうしたらパタンと寝ないのか?そもそも何故パタンと寝たら恐いのか?パタンと寝ても何とか安定させることは出来ないか?などなど色々考えながら走ったのだが、この辺に対する答えが分かってきた。

何故パタンと寝るのか?Fブレーキのリリースのし具合によってはパタンと寝るし、イン側ステップを踏んでもパタンと寝る。


何故パタンと寝たら恐いのか?
一言で言うと、一瞬だが、膝がタンクから離れる。離れなくても触れてるだけで機能しなくなる瞬間が出来てしまう。で、パタンと寝る原因の一つにイン側ステップへの加重があるのだが、パタンと寝る上に無駄にバンク角が付いてしまい、膝は効かなくなるは、バイクは不安定なのに寝るはで、本当にろくなことが無いことがわかった。

パタンと寝ても安定させることは出来ないか
回転の練習をしたことが、こんなところにも突破口を開くことになった。外脚で押さえ込み、上体もそれに合わせて胸を進行方向に向けてやるとバッチリ安定することがわかった。その代わり、バンク角は深くなってしまうが・・・。


今回、いつもと違ったのは、バンク角が深くなっても不安定にならないことだった。今までは、ブーツやらステップが接地するときというのは、バランスを崩したりしたときだったので、接地すること自体がすでに危険信号というか、すでに転倒していてもおかしくない状態だった。
ところが、接地するくらい寝ていても、ここでまだ安定していれば、接地した瞬間、「これ以上は無理だな」という判断が出来る訳で、これはこれで非常にプラスになることだと思う。


感動したことというのは、SV400Sのバンク角を使い切ったということ。

で、ブーツすりすり、ステップすりすりしてわかったのは、今まで「これ以上寝かすと危ない」と感じていた感覚というのは、結構、正確だったなぁということである
今日は、安定していたから、「よしここで擦るぞ!!」みたいなことも可能だったのだが、その時擦った感覚から判断すると、以前の感覚も十分正確だったことがわかった。


ここでやっと、寝かさずに走る必然性が生まれて来る訳だ。

以前単純に「寝かさずに走るほうが、格好良い」と思い、リーンインに取り組んだが、絶不調に陥ることになった。今回はちゃんとバンク角を使いきり、これ以上寝かせられない状況から、さてどうしようか?ということなのできっと上手く行くと思う・・・。


今日、寝かしきって思ったのだが、これ以上寝かせられないからリーンインしようか・・・、という発想は、ちょっと安易な気がする。なぜなら、上体のフォーム以前にバンク角を減らすために打てる手があるからである。それも今日発見済みである。


俺は、無意識的にイン側ステップに加重する癖があったようだが、これがどうも悪さをしているようだ。前述したが、バンク角が付き過ぎるし、ニーグリップが怪しくなるしでろくなことが無い(ケースによるが)。これを、あくまで膝で倒すようにするだけで、無駄なバンク角は結構削減できるようである。
感覚的には、ステップ加重がスパッって感じなら、タンクの方はメリメリメリって感じ(笑)。膝でじっくり倒し込む感じ。バイクだけが倒れるのではなく、下半身と一体となって、絶えず外脚のホールド感をキープする。
とりあえず、これで挑戦することにする。まずは下半身から固めるようにする。でないと、体がインに入ってるだけで、腰の下では同じことをやってしまいそうだから。


最後に、パイロンをとっぱらって、結構な高速セクションを走ることになったのだが、ここでのUターンでもブーツが接地。とうとうUターンで接地するところまで来たか・・・感慨深い(笑)。接地自体はあまり進められるものではないが、今まで自分がこの位倒しても良いだろう、胸はこのくらい進行方向に向けてもいい筈だ、とか思っていたのが出来た感じ。すると、接地してしまった(悲)。


やっと説得力をある程度持たせて、
「次の課題は接地しないこと」
と言えるようになった。ちなみにリヤサスのイニシャルは買ったときと同じレベル。
実際は、この接地寸前のバンク角をもっと使っていくと思う。その中で、バンク角を減らすように考えていく。



他に課題はたくさんあったのだが、コレはコレということにしておく・・・ORZ。
○定常円のUターンが他のヒトに比べ極端に遅い。
多分寝かしすぎ。
などなど。



今回は、昨日書いた通り「ツーリング気分」で走ってしまった。何ていうか必死でないというか・・・。バンク角が深かったので何も出来なかったという可能性もある。まぁペース的には他の同じ班のヒトと比べてもそう劣るモノでもなかったので、余裕が出来たということにしておこう(笑)。あと膝が絶好調だった。