覇権を握るはずだった商品s

さて、実に残念な話だが、
差別化、差別化、売れる商品、売れる商品と、口々に言う割りに、
その手の商品に、実に弱いことが露呈した昨年。


もともと差別化大好きなオイラからしたら、
一つ一つが勝負の一品。

身内の店からすると、単なるヒット商品である。


昨年のちょうど今頃だった。
まずは、あの商品が登場である。


月に400個売れる1000円商品、利益ガッツリフェイスマスクである。
今では、”大特価の店”や”日本最大の店”でも見られるようになったが、
たぶん、ガンガン売り出したのはうちの店である(某所の催事が最初)。


オイラ視点、
「いつまで続くかわからんが、間違いない差別化商品。1日で30個売れるなんてな(w。ガンガン売って、うちの花形商品にしてしまおう。」

身内の店
「”うちの店”で売れてるらしい。とりあえず、置いてみようか?」

で、月に400個も売るのは結局うちだけとなった。


ほぼ同時期に、あの商品、ヴィ■トリアさん登場。

オイラの視点
「コレは、お客さんから聞かれまくってたアレやろ、しかも並行品。価格的にも負けはないし、万一売れなくても、人気のボディミストやから、144本くらいなんとかなるやろ(w。”香水先進国”でもデカくやってたしな。」

と言う訳で、すでにボディミストというカテゴリーに注力していたオイラは、
バラエティに置いてる主力商品を扱えるということで、
これまた、花形商品にしてやろうと、デカく展開。

身内の店
「”うちの店”で売れてるらしいな、置いてみよう。」


いつも、”置いてみよう”って具合である。
結果、うちの店では、1年間同じ売り場で、売れ続けることとなる。
ヴィ■トリアと言えば、うちの店、そんな雰囲気すら感じるし、実際、府内では最強の売り場だったりする(w。

この商品こそ、競合ドラッグストアはほとんど扱わない、そのくせ、大ヒット商品という、
絵に描いたような差別化商品だった訳である。
しかし、ボディミストという商品の扱い方を知らなかった身内の店は、その価値がわからずあっさり売れない筋にされてしまう。



ここが、昨年のターニングポイントだったのであるが、
それは後から書くことにする。



ヴィ■トリア全盛期を迎えつつ、次に登場したのが、モ■ッカンである。


自作で空箱を作成するという力技を以って、店頭展開を可能とした商品であった。


これに関して、展開当初は、
店長(消)「1日1個やろ(w。」
とか言ってくれたことは、このブログでも書いた。


しかし、これが1日1個、月30個から、月100個オーバーに化けるのだから面白い。
で、4000円の商品である。

先月度は、この商品のおかげで、”消店”のヘアケアはうちに負けている。


たった1品で負け(w。


なんぼ外国人客にツバキを売ろうが、うちの勝ちとなったのである。


モ■ッカンと同時期に登場した、オイラ一押しのヘアスプレー。
こちらは、1000円のヘアスプレーとしては異例の、月50本オーバー。
50本なんて、うちの店では、安売りしたケープやVO5くらいじゃないと超えられません(w。
さらに、利益十分である。さらに競合にはない。
当初、”つけま先進国”にはあったが、あっさりカットされてしまっていた(w。

この商品は、その後、食えないヒト率いるエリアに展開されてしまうこととなるのだが、
うちのエリアは全く気にしていなかった。


夏頃、ボディミスト全盛期だったのだが、水面下で密かに売れていて、
ヴィ■トリア戦争のおかげで、利益が薄くなった月300本越えるような商品を抑えて、
利益を稼いだのが、ア■ールである。

これは今年初めから、店頭進出し、ヒットすることとなり、
当然、競合ドラッグストアは、これが売れ筋とはわかっておらず、展開されていなくて、
無かったりもする(w。


で、先ほどのターニングポイントだが、

ヴィ■トリアさんを機に、外国産?的なボディケア商品が、一気に扱えるようになった年であった。
ヴィ■トリアさんを売り逃した店舗は、当然、その後のこの手の商品が売れる、という認識はなく、
強制的に送り込まれた商品も、売り場を汚すだけの存在となってしまった。


フェ■ナンダ
ボデ■ファンタジー

などなど。

で、売り場の方向性をさらに偏らせて(w、こっち方面に持っていったうちの店のボディケアは、
前年比250%の売り上げを出し、粗利率は30%を超えていた(w。


これが客層が違う、と解釈されているのが残念である。

うちのボディケアの売れ筋は、なんと海を越えて北海道にも波及している。
店長(先代)に教えたのである。

しかし、うちのエリアの身内が、この辺に本気になることはなかったのである。
これも客層のせいにしていたのであろう。


この辺が偏っている、と言われているのであるが、
なんのことはない。
化粧品メインのドラッグストアでは、








当たり前過ぎるほど、当たり前の商品sである(笑)。






だが、うちの界隈では、ドラッグストア然とした店(デカいが(w)しか無いため、ドラッグストア的には、
穴場カテゴリーとなり、対戦相手は、”つけま先進国”や”香水先進国”のみとなったのである。