一発好きなうちの店長

さて、うちの店長は一発当てるのが好きである。
ってか、当てるというよりも、確実に売れる盛大な安売りが好きである(w。
その一発でもたらされる利益・・・限りなくゼロの場合が実に多い(w。

うちの店長に限らず、うちの会社は安売りで売り上げだけ稼ぐのが大好きで、
そんなことばっかりしてる人間の評価が思いのほか高いのが、この先思いやられる懸案事項である。

今、やってる香水にDJを付けての推販などは、もう信じられないくらい売れるのであるが、
売り上げの割りに利益は無い(w。


これはコレで良いのであろうが、
オイラは気になることがある。



うちの店で、今の店長になってから、
何にも生まれていないこと(w。



今使ってる人的資産は、現”消えて欲しい店”の店長が残したもの、あるいは、
オイラが売り場を作る際に生まれたノウハウなどである。


最初は、POP師匠のPOPってのは、オイラのマニアックな商品を、さも、マニアックではないように見せるための(w手段であった。
手書きだから量産も出来ないし・・・。

ところが現在、置いとけば売れる商品に彼女のPOPは使われまくりである。
一方、オイラの売り場のPOPは、今、オイラがほぼ全て書いている(w。

彼女のPOPはオイラの商品を相手にしないと、進化しないのであるが、
単に見栄えだけよければ良いという店長sなので、これで良いと思っているのであろう。

さらに、この売り場の商品は特別だぜぇ〜的な感じも薄くなっていくことであろう。
この手書きのPOPがついてる商品は、特別なんですよ、そんな狙いもあったのであるが、
それももう無い。


オイラが、
「オイラはもう抜けるかもしれんなぁ。」
なんてことを言うと、
「そんなこと言わないで。」
なんていわれるが、



ライバル君が抜けても、店にそんなにダメージは無いのである(w。
しかし、オイラが抜けたら・・・話は違ってくる。

別にオイラが特別凄い訳ではない(凄いが(w)。
誰もやらないようなことを、こっそりコツコツやる人間がいなくなるのである。

新しいことを生み出そうと思ったら、新しいことに取り組まないといけない。
当たり前のことだが、こうしたサイクルの”最初”をやる人間がいなくなるのである。

新製品の導入量は激減し、百貨店ブランドの売り場も練り上げていくヒトがいなくなる。

ア■ールのような商品を見出す人間もいなくなれば、細かい利益商品を見つけ出す人間もいなくなり、
身内がワンパターンでやってるセールも、競合を意識してアレンジしてしまう人間もいなくなる。

かなり寂しい未来しかオイラには見えないのである。



そして繰り返される一発(w。