それでも足りない

徹夜明けの朝。
店長「ヒト通り少ないなぁ。」
humigoro「うちの実家の近くの商店街の方が、よっぽどヒト歩いてますよ。」
店長「もうこれ、どこかの田舎の寂れた商店街って雰囲気やん。出店してる店的にも。心■橋の方は流行のアパレルとか沢山あるけど、こっちはなぁ(w。」
humigoro「ホンマですねぇ。」

徹夜作業の合間。
オイラはよその店のデータを見ていた。
調子が良いと言われている店を順に見ていく。

確かに今の商品売れてるけど、たったこれだけやろ?うちの方が全然すごいやん。
何で・・・。
ボディケアなんかうちの半分も無いやん。
メイクも目新しいの無いし。
ってか、実質メイクはうちが圧勝してるやん。
なんでうちはこんなに厳しいねん(悔)。


外国人が来ないからである(w。

見学会に行っても、どこをどうみてもうちは競合ドラッグストアには負けてはいないし、
品揃えが単に違うだけでなく、その違う部分からしっかりヒット商品を生み出している。

そして、その売れ数も、よその店が好事例として出してくる数なんぞ、全く相手にならんデカいスケールなのである。
かつて、ライバル君がヒトが一杯来る”消えて欲しい店”に居たときに、
「店頭に出して100個以上売れた。」
と自慢していたが、

オイラのヒット商品のスケールは、
そんなレベルではない(w。
現在のホームラン商品は、今月半ばからのスタートだったが、1ヶ月くらいしたら1000個は軽く行くペースである。

よその店のヒット商品は、よその店よりも売り、さらに、独自のヒット商品数知れず。

なのに予算が遠い(w。



本日の閉店時。
先輩薬剤師さんが、お菓子を叩き売っていて、その後片付けをしていた。
で、台車で積み上げたお菓子を転がしていたときに、
「ガサガサガサッ。」
と、それを崩してしまった。
で、それを一緒に拾うオイラ。


「うちが一番凄いし、一番働いてるやん。」
という薬剤師A子。
応援に来てくれる美容部員さんは、
「この店何?なんでこんなにあるの?凄い。」
とか、
「この店が一番面白いですね。”消えて欲しい店”なんてカスですね。」
とか言う評価をされるうちの店。
商品知ってる外国人、あるいは、日本人の仲買人みたいなヒトたちは、
口を揃えて、
「ここは異常(w。」
といううちの店。


だが、まだオイラは日本人売り上げだけで、予算に届かせる手段を見出すことが出来ないでいる。
土日になると、外国人のおかげで絶好調の”やっつけたい店”も日本人パワーで粉砕してしまうのであるが、
毎日土日・・・なんてありえない。

先輩薬剤師さんクラスのベテランのヒトが、お菓子崩して拾ってる光景。

誠に申し訳ない思いで一杯である。


こんなシャッター商店街のような場所で、どこまでやれるのか?

さらに、一番性質の悪い(w”香水先進国”や”つけま先進国”が競合であるうちの店が、
どこまでやれるのか?


クリスマスシーズンになり、”香水先進国”の香水の価格が、
うちの地区でやろうとしている価格よりも安かった(w。
商品担当さんの力及ばず・・・。

うち以外の店はイイんです。
”香水先進国”と戦わなくてもいいから、ぶっちぎりで最安値なんです。

何でうちだけが・・・こんな香水ナンバー1店舗と勝負せんとイカンのか(w?


そんな中、オイラはやはり、差別化商品を導入するのであった・・・。