粗利mix?

で、そういう出し抜き商品がすでに存在している。
これは、某競合店のおかげで、現在の価格になっているのであるが、
そんな地域最安値のうちに対して、”消えて欲しい店”は、地域ブッチギリ最高値。
”やっつけたい店”ですら、もっと安いのであるが、
何故に1000円超える価格で売ろうとするのか?
理解に苦しむ。


さて、店頭などで盛大な安売りをする場合、利益のある商品も混ぜ込んで粗利を確保せよ!!
そんな仕掛けをうちの会社では、粗利mixと呼んでいる。

しかし、そんな仕掛けを打てるヒトってのは、
本当に商品知り尽くした人間でないと不可能である。

ってか、そんなのが容易に成功する店ってのは、客層に恵まれていたり、交通量に恵まれている店である。
そんなところから発信された好事例なんて、うちの店では全く無力である(w。


そんな訳で、うちの売り場の仕掛けは粗利mixなどという生易しいものではない。
むしろ、赤字mixと呼ぶべきものである(笑。


そもそも、安売りすれば売れるから店頭なりに展開するのである。
それが赤字であることが問題な訳だが、
この赤字を補填出来るほどの利益を出す売れ方をする商品ってのは、
まず無い(w。
・・・店全体では補填出来ても。

まず無いのに、粗利mixという言い方をすることが、
すでにおかしいとオイラは思う次第である。

そんな訳で、オイラの売り場では赤字mixである。
いろいろ並んでいる商品の中に、ブッチギリ最安値を何食わぬ顔して投入する。

で、こういう仕掛けをしようと思ったら、赤字商品の周りの利益商品は、そこそこヒット商品でなければ、到底赤字商品を補填出来ないので、
商品知り尽くしてないと出来ないということになるのである。


で、そういう売り場が、冒頭の商品を含む店頭の売り場である。

残念なことに、競合店にも置かれて、さらに叩き売り状態。
そんな中、うちの会社はある大ヒット商品を押さえていた。
まさにミラクルである。
実は、コレを流行らせたのはオイラである。
始めに手を付けた訳ではないところが、惜しかった(w。

なので、オイラは、競合に置かれた商品の価格を揃えて、大ヒット商品を横に置くという展開をしている。
価格は同じようなものなのだが、粗利率は、別次元である(w。
そんな大事な大事なヒット商品なのだが、
”消えて欲しい店”や”やっつけたい店”は、あまり確保していないようである。
(毎度の如く、”極めつけの問屋さん”なので、欠品多発の商品である。)

というのも、この商品、一番バカ売れするのは、うちの店だからである(w。
ある店で、”極めつけの問屋さん”商品を集めてバーゲンをするのであるが、
その中から飛び抜けて売れている、という情報を”極めつけの問屋さん”からゲットしたオイラ。
で、速攻で導入。大ヒットとなった。

3ヶ月ほど遅れて、”やっつけたい店”や”消えて欲しい店”も導入するのであるが、
あまり売れなかった商品である(そんなハズないのだが)。


そんな商品、ついにあるメディアにて紹介される。
FM802らしい。実にマニアック。実に”極めつけの問屋さん”らしい控えめな紹介である。だからこそイイ(w。

で、この売り場だが、叩き売ってる商品も、叩き売ってる割には高額であるため、大ヒット商品との合わせ買いで、軽く3000円突破、というケースも少なくない。

今、社内で最も成功していると確信しているこの粗利mix。
当然、確信犯的に真似して来る身内の店は存在しない(w。

何故、真似出来ないのか?
これも毎度おなじみの理屈で、
店でどのように利益を確保していくか?という方針が明確でないからである。