先日の悔しさ

さて、オイラの方が、

うちの店がってな具合に書くのも、最近馬鹿らしくなってきたので、
もう”オイラが”と1人称で書くことにする。

1ヶ月ほど早く展開していた商品を、”競合”が後から展開し、売れている・・・という事件。

もともと向こうは、うちの売り上げの2倍以上あるような規模で、会社の顔とも呼ぶべき店である。
しかも、この会社の一般ビューティは基礎化粧品が強いのである(品揃え的に)。
だから、負けてもそんなに気にする必要もない・・・という見方が、おそらく普通である。

しかし、今回は違う。
こっちで80個、向こうで100個・・・こんな負け方ならまだ良い。
これならむしろ善戦である。


うちで1個も売れてなかったことが問題なのである(笑)。



この商品、オイラは全然注目していなかった。雑誌には掲載されたりしていたが・・・。
思わぬ伏兵に、してやられた感じである。


だがしかし、基礎で競合と競い合うのも悪くはない。
ってか、今までならば、ありえなかったことである。


という訳で、オイラは陳列具合をデカくしてみた。
商品のボリュームが薄くなるが、まぁ、売れてる・・・と見てくれるかもしれん(w。








すると、どうでしょうか?































何で、1ヶ月1個も売れなかった商品が、急に1日で2個も売れるんでしょうか(笑)?





う〜ん、これは一体どうして・・・。
偶然かもしれん。
けど、1ヶ月起こらなかった偶然が、展開方法を変えた瞬間に起こるのも、また偶然なのだろうか?


実に難しいものである。商品の展開方法ってのは・・・。


だが、ふと隣に目をやると、上手い具合に軌道に乗った商品がある。
さらに、隣の商品も軌道に乗っている。

で、これらの売り場には、





共通点があったのである(驚)!!





何故、今まで気づかなかったのだろうか?

セレクトショップhumigoroにおいて、成功している商品には共通点があったのである。
気づきにくかったのは、これらの商品のSKUが多かったからである。
つまり、一つ一つの商品に関しては、この1ヶ月売れなかった商品の方が、展開面積としては大きかったのである。


で、その共通点とは・・・、


まず、隣の商品。
これは韓国発のコスメブランドを棚1段使って展開している。
この1段全てが、このブランドの商品なのだ。

そして、さらに隣の棚。
これも同じく、一つのブランドのラインナップをズラッと横1列に展開。
まぁ、こっちは棚丸々全部とはいかないが、それでもまぁ4分の3くらいは取っている。


オイラは、おそらくこういう棚1枚丸々使う、という点がポイントではないだろうか?

と思った次第である。

で、今回奇跡が起こった商品だが、
30cmくらいの、ドラッグストアではお馴染の箱什器を使っての展開だった。
オイラはこれで十分だと思っていた。
普通、十分である。


今回、変更した点は、
メーカーさんの訪問時に貰ったデカいボードと、もう一つの箱什器。
そして、POP。
さらに、この商品に関するオイラの切り口が甘かったこと・・・話を聞いてみて思った。
これらを、一気に変更してみたのであった。

すると、1ヶ月1個も売れない商品が、
急に、2個売れる結果となってしまったのである(w。

実に置くが深い陳列、そして展開方法。

この商品、あと1週間くらい全く売れなかったら、返品するところだった。
あと1ヶ月様子を見ることにしよう。

上手い具合に身内の中では先行したオイラ。
今のところ実績が出ていないため、ほかの身内の店がやることはないであろう。
”であろう”というか、絶対にない。
仮に、うちのPOSデータを見ても、どうせ1ヶ月刻みで見るであろう。
すると、2個しか売れてない・・・と言う事になる。
絶妙のタイミングと言えるかもしれない(w。

この展開方法の変更を気に、モノにすることが出来たなら、
これはこれで、完全出し抜きである。
幸いなことに、ディ■モールのショッ■インでもデカく展開しているとのことで、
まだ、この商品は、今の商品とも言える。


さて、2個売れたといっても、店頭でシャンプー叩き売った方が、売り上げは取れるんです。

けど、大赤字。

こういう点が、普段、オイラが利益を取るのが如何に難しいか?
安売りなんて、誰でも出来る。

と良く書く根拠となっている。