皮膚常在菌が死ぬる影響

さて、オイラ、水虫というやつに何回か感染したことがある(笑)。

最初に感染したとき、薬局のヒト(当時オイラは大学生)に、
”これで足の裏を消毒するとなお効果的”
ということで、一緒に販売されてしまった(これがドラッグストアにおけるプラスワン販売というやつである(w)のが、
イソプロピルアルコール
である。

当時、O-157ブームが起きていた記憶があるのであるが、
「これで拭くと、この菌も死ぬる。」
というネタも披露された。


で、オイラは、水虫というものに対して、
ものすごく抵抗があった(当時)ので、
珍しく真面目に、このアルコールで足をマメに拭いていた。
当然、主役である水虫薬もマメに使っていたのであるが・・・。


どうも、イソプロピルアルコールを使用しない方が、
水虫の治りが早い・・・ということに気づくこととなった(笑)。

これが皮膚常在菌の影響かどうか?
というのはわからない。

オイラ、詳しくは知らんが、皮膚常在菌とか言われてるやつらは、皮膚表面に住んでいて、
白癬菌ってのは、角質の中っしょ。
常在菌が水虫菌と戦うこと(水虫になった後)ってあるのかいな?

とか思ったりするのである。

けど、オイラの場合、アルコール未使用の方が早く治ったのである。


ドラッグストアの販売において、良く見られると思われるのに、
弱酸性のせっけんの類で、洗ってやると良いですよ、
みたいなものがある。

オイラは経験的に、こういうのってどうよ?と思う次第である。

いまどきの水虫の薬ってのは、十分効くとオイラは思う。
後は、使うヒトの根気であろう。



ってか、アルコールで皮膚を消毒することにオイラは抵抗がある。
まぁ止むを得ないケースってのもあるのであるが(注射とか)、

先ほど登場のO-157が流行ったときや、夏場の弁当などが腐りやすいシーズンになると、
エタノール系の手を消毒する商品を、デカく並べたりするのである。
アルコールってのは、基本油を溶かす能力があるので、皮膚の油分を洗い流してしまうこととなる。


・・・手・・・荒れると思うんだが(笑)。


実際、お客さんの中に、日ごろ仕事で、手をアルコール消毒するヒトが、
どうしても手荒れが気になるので、何か良いハンドクリームはないか?
と来店されることがある。


これに対してオイラはどう答えるか?というと、

薬学的見地、いや、物理化学的な見地から(w、

アルコールに勝てるハンドクリームがあったら見てみたい

というニュアンスの答えをする。

なので、マメに塗りなおすしかない、と答えることにしている。

だって、器具などの洗浄にも使われるようなものってのは、
つまり、言い変えると、

ハンドクリームみたいなものを落とすもの

とも言えると思う。
逆に、落とせないようでは意味が無い(w。


アルコールにより皮膚の油分は洗い流され、バリア機能が低下するのは避けられないと思うのだ。

果たしてどうなのだろうか?

そりゃ菌は死ぬるやろうけど・・・。


書き終わって思ったんだが、
アルコールで手を消毒って・・・洗い流すって書き方不自然だよな。
乱す・・・って感じか?

いや、わからん。
殺菌した後、蒸発しちゃうもんな。
やっぱり、洗い流すってのは不自然だよな。

まぁけど、手はカサカサ傾向になると思う。


ってかさぁ、皮膚常在菌がもう少し強かったらなぁ、白癬菌に勝つ程度に・・・とか思う(笑)。

さらに思うのが、
水虫って、たまに勝手に治ってることがあるのである(w。

体洗ってるときに、懐かしい感触を味わって、
「あ〜ぁ、また薬買わないとイカンかな。高いのに(w。けど、もう少し(患部が)大きくなってからでも良いか?」
とズボラこいてると、いつのまにか治っていたりするのである。

これは皮膚常在菌が勝利した瞬間なのだろうか?

後、経験的に、体の免疫力が落ちてるときに感染し易い傾向がある気もする。