地味な好事例

オイラが売り場を作るときに、重要視していることがある。

この商品を買うようなヒトが、もし一緒に買うとしたらこんな商品であろう。

ということなのだが、
この切り口が、普通のプラスワン販売ではなく、
全く別の商品であるところが、他の身内の店とは違う点である。

このブログでは、”商品の格”なんて言い方をしているが、
丁度、そんなのを証明するような事例が起こった。

あるブランドの化粧水を置いていたのであるが、
店長は、その横に、バケツに放り込むような商品を陳列していた。

オイラはそれを修正し、別の商品を陳列した。

この商品ってのは、このあるブランドの商品を買うようなお客さんは、
こういうのにも興味があるであろう、という商品だったのである。

そしたら、この棚の最上段、すべてまとめ買いという事例が生じたりもするのである。
利益ガッツリ、単価もお高くまとまっている。


なんというか、今、うちの店に来てくれるお客さんってのは、
安物を求めて・・・というのとは違うのである・・・とオイラは見ている。

安物は安物で準備しているが、やはり、メインの売り場はブレてはいけない。
今でも来てくれるお客さんが、
「次はこれで来たか。」
と思うような商品でないとイカンと、オイラは思ったりする。


と言う訳で、次のメインの売り場の構想はもう完成している。

これまた、普通のドラッグストアでは、大々的にクローズアップはしないであろうというジャンルである。
実は、去年の夏にもうやったのであるが、今年はさらに良い場所で、さらにデカく展開する。

このジャンルが、これくらい注力する価値がある、ということは、
まだ身内の店には知られていないと思われる。


ってか、普通ならこうである。
今回クローズアップしようと思っている商品ってのは、どっちかと言うと脇役なので、
メインの商品の横にでも置いておこうか?程度であると思われる。

けど、メイクを知ってるヒトからすると、今から夏にかけてはおそらく主役となる商品である。
実際、去年は、メインの商品並みに売れている。


こういう一見脇役商品も、品揃え一杯的な雰囲気があれば、
何食わぬ顔して主役扱い出来るのである。

去年の実績をおそらく知っているのであろう商品担当さん。
あるブランドの商品が扱えることを知ったオイラは、このブランドの商品がすべて扱えるようになるのか?
という問い合わせをしたのであるが、その返答の中で、

「”うちの店”には、多い目に送っときます。」

と来たもんだ(w。

やはり、大切なのは、誰の目にも明らかな実績である。