売り場争奪戦

さて、だからオイラは嫌なのである。

うちの店が生き残るには、こんな商品を揃えて行けば良い。
そういうことはわかっている。
さらに、そういう商品をこういう風に展開すれば売れる、ということもわかっている。


一方、一つのメーカーの商品をそれなりの場所に展開してしまうと、我も我もとすべてのメーカーが進出してくる。
こうなると、オイラ一押しの商品は、売れない形で陳列せざるを得なくなってしまう。


なので、オイラは出来る限りメーカーの商品は排除の形で進めている。

そもそも知名度十分な商品を、そんなにデカく展開しても意味ないのである。

例えば、これから登場してしまうであろうア■ンヌのハンドクリームをデカく展開しても、売れ数はそんなに変わらないのである。



で、出来上がっている冬の売り場だが、商品知ってるヒトが見ると、


私もこんな売り場作ってみたい


と思うであろう、ありえない品揃えである(笑)。

今回、ボディ系の商品を揃えてみて思ったのだが、バラエティ系の商品ってのは、



陳列するとかなり格好良い



パッケージである。これはやってみないとわからんことだが、まぁ結果として、すばらしい見栄えに仕上がっている。

最上段にこうした格好良い商品が並ぶのと、ドラッグストアでは毎度おなじみのアベ■ヌが並ぶのとでは、


全然印象が違う


のである。


で、今回、またまたとあるメーカーの新製品が出る、ということで、この冬の売り場に展開することを、



会社が決めた



らしいのだが、一度うちの売り場を見に来い、と言いたい(笑)。邪魔だから。

まぁそれすら見越してのクルクル什器である。
某メーカーさんには多いに感謝である。


定番の棚のリップは、今回、ある意味捨てている。
こうなることはわかっていたから。
オイラの本気度が高いのは、クルクル什器とボディ系売り場である。
普段、ドラッグストアしか見ないヒトに、
世の中には、こんなに得体の知れない商品がある
ということを、見て、使って、感じて欲しいと思う次第である。


で、このメーカーの営業らしきヒトが、美容部員さんとこの冬の売り場を見て、あ〜だ、こ〜だ、言っていた。

きっと奪いに来るに違いない。

彼らは多いに勘違いしているのだが、この売り場がかわいく見えるのは、装飾よりも置いてる商品がそれなりの商品だからである(笑)。

まず、商品ありきなのだ。