買い物の利便性を提供する
ある一定の客層を狙い撃ちするにあたって、これは非常に重要なことである。
ある商品をうちはぶっちぎりの最安値で提供していたとする。
しかし、この商品を買うお客さんがうちで買うとは限らない。
「50円くらいかぁ、向こうで買おう。」
実際にオイラは確認しているリアクションである。
この最安値に不足しているのは、この商品を買うお客さんにとっての利便性であったとオイラは反省している。
オイラにはどうしようもないことだったのだが、
ウルトラヒット商品を手に握ったお客さんが、
「セザ■ヌありますか?」
と聞いてきて、無いんです、と答えると、よその店に行ってしまったこともある。
つまり安売りするにあたって、オイラは店内でも利益を取れないといけない、と思って売り場を作っているのであるが、その中には、”この安売り商品を買うようなお客さんは、こういうモノも買っていくだろう”という読みも含まれている。
案外、安売りを好むお客さんであっても、利益がしっかりした商品を合わせて買うケースは少なくない。
ここを外してしまうと、ただ単に安い商品ばかり、利益の無い商品ばかり買われてしまい粗利が無くなってしまう・・・ということになる。
そういう意味において、オイラはお客さんは選ばないといけない、と思っている。
単純に、いろんな商品安くしてみたところで・・・無駄が多いのである(w。
この線で考えると、うちのゴールデンな売り場ってのは、決して八方美人的な売り場ではない。
見るヒトが見ると、
「何コレ、高いのばっかり(w。」
と思うに違いない。
けど、知ってるヒトが見れば、
「あっ、これある、ちょっと試してみよう。」
ってな具合にテスターに手を伸ばしてくれるようである。
で、オイラは、こういうお客さんが何か購入してくれた場合、それが一体何なのか?という部分に着目していたりするのだ。
もう売り場にはヒントが一杯あったりするのである(w。