売れるものだけ置いたら損する気がする

さて、オイラは品揃えの重要性を油田売り場から学んだ次第である。

熱い関連商品を一通り揃えているうちの店。ちなみに今、一番熱いであろう商品を”流行(省略)店”は扱っていない。


オイラはそもそも単品メイクなんて、ファイバーウィッグが売れてくれたらそれで良いと考えていたりする。
では、その他の商品は何なのか?

もちろん、その他の商品も売れてくれるに越したことはないのであるが、現実問題、ファイバーウィッグほど売れるマスカラなんてそうそう無いのが現状。


オイラがもし単品メイクだけを担当していたら、こんな発想はなかったかもしれないが、
「おっ、最近、”この辺の商品”の動きが良いなぁ。」
と思ったら・・・、




オイラは集客台から、ゴールデンな売り場まで全て商品を変更しに掛かる。
”この辺の商品”を買うお客さんが買うかもしれない商品を厚くするのである。別に、ボリュームを出すために大量発注する必要もないのである。



あれば良いのである。



こういうことをしたからといって、ファイバーウィッグの売れ行きは変わらない。
ベルばらのリキッドアイライナーが売れないのではなく、この商品を買うようなお客さんが来てないだけで、十分過ぎるほど有名な商品なので、いつ来てもおかしくないのである。
例えば、いつもは売れ筋のあるアイライナーを使っているけども、次はベルばら使ってみようか?という可能性が考えられる商品である。


「おっ、このマスカラを買うお客さんか?ショッ■イン色を強めてみようか?」
ってな具合である。そういうマスカラが一つあるのだが、如何せん、うちの会社でこれを置いてる店は少ない。
他には、このマスカラを買うヒトってのは、間違いなく”某口コミサイト”を見ていると判断できるようなマスカラもあったりする。

”某口コミサイト”っていうと、ランクインしてるというPOPを付けると売り上げが上がる、みたいな話を良く自慢話で聞くのだが、



ランクインしてるからといって、売れるとは限らず、むしろ売れない方が多い



ということも、商品を揃えてみて初めてわかることである。
今まで何度裏切られたか・・・(笑)。



オイラは、こういう情報をアンテナ代わりに使っている。
”やっつけたい店”の店長は、いろんな商品を出すという方法により、アンテナを張っていたが、オイラは少し違って、マスカラなどのメイク品、付けまつ毛などの売れ筋から客層を判断し、それを他の売り場に反映する感じだったりする。
何が何でもメイク最強にしたかったのは、そんな思惑もあったりしたのだ。



例えば、売れる売れないでいうと、最近新発売のあるブランドの電動マスカラ。

オイラは販促什器が店に来た時点で、速攻組み立てて陳列したのだが、あんまり売れてない。
だが、売れてないこと事態そんなに重要ではなく(このブランドのヒトにとっては重要だろうが)、こういう目新しい商品を買うようなお客さんがうちに来ているかどうか?ってのが重要だったりするのである。

まぁ最低限、ポツン、ポツンくらいは売れてもらわないとサッパリわからんのだが・・・さすがに一つも売れないでは何もわからない(w。