店長の気苦労

さて、以前、うちの店は、予算達成なんて夢のまた夢みたいな時期があった。
オイラはそういう時代も知っているので、そのときの経験は今、反面教師として役に立っている。
しかし、スタッフは入れ替わってしまい、当時を知る社員はオイラだけとなった。

当時、どうやって店が沈んで行ったか?

非常に重要な経験なのだが、これを誰に言っても理解はされないし、意地でもそれだけは避けよう!そう思って行動する人間はいない。


だが、今、とりあえず予算は達成出来る店になった。これだけでも素晴らしい上昇っぷりなのだが、店長的には足りないようである。


推売品が売れない



とりあえず、全部オイラに任せてくれんか?と思うのだが、もう売り場担当者はオイラでは無い。
一応、接客にて売っていくのが基本とされている推売品各種だが、実は陳列的にも打てる手はあるのだが、いくつか店長には言ってみても、誰かにそうするように指示を出すことはないようである。


接客、接客といったところで、1日何人接客出来るのか?

これに対して、1日あたりの予算はいくらなのか?
少しそろばん弾けば、接客だけでは不可能であることがわかるのである。

このわかりやすい問題に正面から立ち向かう人間はいないように思われる。


オイラにはこのように受け止められる。

予算達成出来ない店に対する
「せめてこれくらいはやってよ。」
的な側面。

次が大事なのだが、

社員の優劣を決めるための一つ(ってかこれが全て)の基準


もっと本気で売りにかかるのであれば、やれることは一杯ある。
利益があるから?

最近、近隣店舗間における価格調整を行ったのであるが、その価格が一番安く売ってる店の売価に揃ってしまった(”やっつけたい店2”の価格である)ため、とても利益がある商品とは言い難い状況になった。


それでも売らねばならないようである。


今のオイラの計画では、とりあえず新人さんの売り場の推売品から着手しようと思う。


さらに、本気でやる気あるのか?
と思われる側面がある。


比較陳列


という手法がある。

以前、必ずしもこの手法が望ましい結果をもたらすとは限らないことを書いた。


本気で売りに行くのであれば、もっとあの手この手を尽くすべきで、会社からの指示もあって然るべきなのだが、それはない。あくまで、超有名メーカーの商品の横に推売品を置くという比較陳列のみである。



誰が買うだろうか(笑)?



有名メーカーの商品買うに決まってるやん。医薬品なら特に安全性とか効果なんかが求められるのだから。例え効果は一緒であっても・・・。


以前、店が沈んでいった原因の一つ。


思考錯誤しなくなったこと。これで良いという売り場は本当はないのに・・・。