油断大敵
さて、本日昼から出勤してみると、
「アラまぁ。」
オイラ色に染まっていた不利な売り場のある場所が、オイラ色らしからぬ色に染められていた。
今オイラはメーカーさんたちの敵と呼ばれてもおかしくない状況である。
陳列において、店のカラーなり商品の格みたいな数字には表れない部分を超重要視するオイラは、メーカーからしたら邪魔者である。
だがしかし、一方で、今までうちの店で、ここまでメーカーさんに譲歩している担当者も居ないのだ。
集客台も紙を敷いたりして装飾して、メーカーさんの化粧水を並べたりしている。今までこんなことなかったのだが、この結果からして、やはりオイラは置くべきではないと思った。何故なら、彼女たちに売る気が無いからである。
売れたらラッキー
という心境である。甘すぎるのだ。
オイラがどんだけ時間を掛けて、己の足を使ってリサーチしてるか・・・?売れたらラッキーくらいでは、とてもとても置けない。ハタキも掛からないようでは問題外である。
今まで貰えなかった売り場を今貰えてる。是が非でもここから販売しなければ・・・そう思ってくれないと困る。
これが黙っててもポツポツ売れるのなら、オイラのモットーであるガンガン売れる低額商品よりもポツポツ売れる高額商品に当てはまるので許せるのだが、
売れない
からな。
最近、気になっているのだが、オイラは店長に頻繁に言ってることがある。
「オイラが邪魔になったらいつでも追い出してくれてかまいませんから。」
と。
陳列に関して意見が合わないことが結構あったりする。
今、オイラは、
「以前(今の店長の以前ということ)の店長ならばこんな陳列は絶対にしなかった。」
と思われる陳列を無理無理改善していっている。
会社から言われて、その通りマジメにやっているのだが、あまりにも無残な売り場。
こんな店どこにもない、そしてこれは個性ではなく、ただ汚いだけ、そう思わざるを得ない部分がメチャクチャあるのだ。これが個性として許されるとするなら、条件は明確に一つだけ・・・
ここに陳列した商品が売れている
ということのみだろう。
風邪薬と一緒にのど飴を売りなさい、という指示が来て、延々バケツに入れて陳列しているのだ。
他にも似たようなのが多数ある。
プラスワンを狙うなら、もっと本気で攻めるべきなのだ。
売れ売れと言う店長本人にあまりやる気が感じられない。別にプラスワンならのど飴にこだわる必要は無いし、もっと良い商品が見つかればそれを置くべきなのだ。
そういう例の最たるものが、ベルトハンガーによる陳列である。
これもプラス1品を狙った陳列なのだが、オイラは以前、
「こういう陳列をする商品は、オマケ程度の雑魚キャラ商品ではなく、ちゃんとした逸品を陳列するべきである。」
と書いた。
新人などにも、自由に商品を選ばせ、自由にぶら下げさせたのであるが・・・。
誰も商品を追及しようとはしないようである。
オイラだけが、へアケアのところにぶら下げるのはこれが良いかな?あっちが良いかな?おっ、新製品出た・・・これで行こう(L■ftの定番上段の商品やし)!とかやってるのみである。
で、ふと”流行(省略)店”を見物してみると、この辺にも抜かりが無い。
陳列している商品は、某口コミサイトでも上位にランクインしている逸品である。
ではなぜ、普通に定番に並ばないのか?というと、この商品のジャンル自体がマイナー(しかし必需品であるので、需要はある)だからである。
しかし、このジャンルの中では逸品なのだ。
流石
である。彼らの行動には、売ってやろう、しっかりここから(この商品からではなく、あくまで、この陳列場所から)利益を出してやろう、という意気込みが感じられるのだ。
そしてそれを見たオイラ、早速取り入れることにした(笑)。
商品担当さんにもメールする必要がある。
で、こうしたマイナーなジャンル(しかし必需品)においても、商品の世代交代みたいなものは着々と進んでいるのだ。改めて露呈したのであるが、
うちの会社はこういうところがメチャクチャ弱い
ようである。1にも2にも接客である。全てヒトのせいにしたいようである。