今日もバトル勃発
なんていうか、オッサンってのは性質が悪いよなぁ、と改めて思い知らされることとなった。
テーマ
相手の間違いをどのように指摘するか?
さて、とあるオッサンが、
「ちょっとにいちゃん、虫に刺されないヤツ、コマーシャルやってる、スプレーのやつ、虫に刺されたら使うやつ・・・。」
「ありがとうございます。虫除けはこちらになります。」
「スプレータイプでしたら、こちらになります。」
・・・スキンガードやらサラテクトなどが並んでいる
「ちゃうねん、虫に刺されたら使うやつ、で、虫に刺されなくなるやつあるやろ、一緒になったやつが・・・。コマーシャルやってる。」
・・・なんと!!コマーシャルは兎も角、虫刺されと虫除けが一体になった商品なんてあるのか?そもそも虫除けの中に虫刺されの薬入れる時点で、虫除けとして敗北を認めてるようなもの(笑)。そんなのメーカーが作るのだろうか?
いーや、無い(笑)。
「いや、虫刺されのお薬と虫除けスプレーは別々になってまして・・・。」
しばらく、続く。
「にいちゃん、エライ虫刺されでくってかかってくるなぁ(怒)。」
・・・心の声「なんやとー(怒)。」
店内に響き渡る声
「だーかーら、虫除けスプレーと虫刺されのお薬は別っ々っなんです!!」
・・・朝っぱらから何やねん、このオヤジ。あ〜あ、クレームかぁ。まぁいいか(笑)。
などと思いながら、
「だからですね、虫除けと虫刺されのお薬は別々なんです。」
「虫除けには虫を近づけないようにする成分が入っていて、虫刺されのお薬にはかゆみや炎症・・・赤くなったりしたのを抑えていく成分が入ってるんです。」
「全く別物なんですよ。」
かなり怒を抑えながら、暴言を吐かないように気をつけながら喋る。かなり強く喋るがあくまで”です、ます”調である。
するとわかってくれたようで、
どうも、説明は聞きたいが、理屈っぽくくってかかられると怒りっぽくなるらしい。
・・・虫刺されの薬と虫除けが別物であるというのが、理屈っぽいらしい・・・orz。
虫除けスプレーに関して
「もっと大きいのないんかい?こんなの。」
・・・畑にでも撒くんですか?
「いやぁ、一番大きなサイズでこのサイズになります。」
「あ〜そうか。」
この頃になると、店内に和やかなムードが・・・(笑)。
後からスタッフに聞くと、結構和んだ良い感じだったらしい。
これはこうで・・・という解説が入って、
「わし、蚊にかまれるとごっつう腫れんねん。」
「効き目を気にしはるんでしたら、これが一番良く効きますよ。」
「液体タイプ・・・糊みたいな感じなんで、塗りやすいですし、手も汚れないですしね。」
「わし、こう見えても肌が弱くて・・・。」
「以前、何かこういうお薬お使いになられたことはございますか?」
「無いなぁ、あっ、キンカンやったらある。」
「そのときどうかなりましたか?」
「平気やった。」
「でしたら大丈夫だと思います。」
「キンカンは?」
「こちらになります。」
「これって効くの?」
「う〜ん(基本的に商品はけなさず、褒めるのが一般的)、蟻に噛まれたときは有効らしいですね。蟻の毒って蟻酸っていう酸なので、アンモニアで中和する感じになります。」
(冒頭の会話よりもよっぽど理屈っぽいと思われるが、これは平気らしい。)
・・・実際のところ、キンカンがどこまで効くのかは不明。そう習っただけ。
「小さいときは良く使こうとったけどな。」
「蚊みたいな蟻以外の虫でしたら、この辺の方がしっかり効くと思いますよ。」
「ムヒって一杯あるけど、どう違うん?」
「白いのが昔からあるムヒですが、赤、青となるに従って、効き目が強くなっていくんです。」
「液体と軟膏とどう違うん?」
などなど、いろいろ喋り・・・、
「わし、痒みがひどくなんねんけど、どうしたら良いん?」
「痒みがひどいときはですねぇ〜・・・(あ〜あ、俺ってこういう風に説明しまくると、結局、買ってもらえなくなるんだよなぁ(笑))、この商品みたいな貼るタイプが良いですよ。」
「実のところ、蚊に刺されたときって、セロテープ貼るだけで痒みは収まるんです。あの痒みって刺されたところが、空気に触れるだけでも痒くなるんですね。それを抑えてやるだけで、相当違うんですよ。」
「あ〜そうか。ありがとう。また帰りに寄るわ。」
最初こそ最悪だったが、まぁ終わりよければすべて良し、としておくか・・・。
スタッフとの会話。
「いやぁ、朝っぱらから大変やなぁ。」
「なんか変なオヤジでしたね。」
「けど、後半、凄く雰囲気良かったじゃないですか?」
「そうやねんけど・・・、俺って、あんなんに良く当たるよなぁ。何かあんのかなぁ?」
「久しぶりに説明しまくったで。」
「そうですね、humigoroさんって良くあ〜ゆうのに当たりますね(笑)。」
「けど、また来るってゆうてはったから、買いに寄ってくれるんじゃないですか?」
さて、閉店時間。
「あのおっちゃん来ーへんやん(笑)。」
「来ませんねぇ(w。」
「何でやねん。あんなに説明したのに。やっぱり、理屈よりも感情か?何でもかんでも絶対効くってゆうといたらええんか〜〜〜〜っ(笑)。」
「そうかもしれませんねぇ(w。」
「どうせ他所で買ってんねんで。」
「忘れましょうよ(w。」
「忘れるかぁ〜っ。」
これでクレーム来たら最悪やで・・・orz。最近クレームうるさく言われてるし。
話の途中で、出てきたんだが、大きな注射器みたいなやつで、ブシュッとやるやつ。
このおっちゃんはそういうのを想像していたらしい。けど、アレって、殺虫剤やろ・・・多分。虫除けでも虫刺されでもない・・・ただの殺虫剤。
良く肌が弱くて・・・、子供に・・・という方が来られるのだが、何故かスプレータイプに拘りを見せる。そういうヒトたちのために、折角、虫除けリングやらシールタイプの衣服に貼るタイプがあるのだが、無視である。