別に配送するなんて張り紙もないのに・・・

どこそこに送ってくれ!!ってことを言うヒトがいる。配送料金の支払いもなんだかんだとややこしく設定してくる。普通に着払いが一応のルールなんだが、「着払いしかやってないんです。」なんていうと、最後には、他所んとこではやってくれたぞ!!という。


たかだかドラッグストアにこういうサービスを求めてくるのが個人的には嫌いなんだが(他所でやってるやってないとか、そういうニーズのあるなしと言う問題では無く)、うちの会社も会社でこういうときの対応みたいなものがはっきりしてない。とりあえず着払いみたいな・・・。それ以外のややこしい支払い方法を求められた場合どうするのか?とか。




でっかいカルシウム剤の値段が1万くらいだったんだが、とあるおばちゃんの話。

「いくら?」
「1万・・・・円になります。」
「そんなにするの?」
「はい(humigoro本人も驚いている。なんでこんなにするのか?と)。」
「いくら引いてくれるの?」
「(そんなこと言われても決まってんねんから買うか買わんか即決しろや、と思いながら)店で決まってるんで下げられないんですよ。」
「店は関係ない。あんたはいくら引いてくれるの?」


・・・戦闘モード突入(笑)


もうね、値下げ要求なんてしてくるヒトってのは「よそはもっと安い。」とか、色々圧力掛けてくるんですね。もしかしたら原価も知ってるかもしれん。うちはどこぞの電気店みたいにチラシもってきたら値下げするなんてことするとは一言も言ってないし、そもそもよそは安いって言われても本当かどうかわからんしなぁ(笑)。それこそレシートでも持ってきてくれないと。


俺個人の店ならどうとでもなるんだろうけど、そもそも俺の店じゃないし、さらに売価ってそんな単純なものでもないらしいし・・・。


という訳で、σ( ̄。 ̄) オイラは「無理。」の一点張り。おばちゃんの話なんて耳も傾けない(聞いてる振りはするけど。)。




結構大量のおまけ付きの有名な胃腸薬を買ったおっちゃんの話。

「これ何包飲むねん?。」
「(いきなりこんな口調か(笑)。だいたい何包って言ってるけどこれ錠剤やで。)。」
「○錠飲んでください。」
「だから何包や聞いとんねん。」
「○錠飲んでください(怒)。」
「だから何包やねん(怒)。」

「(耳元までよって箱見せながら)、ほら、お客様ここに○錠って書いてるでしょ・・・。」

どうも勘違いしていたらしく、顔を真っ赤にして去っていたんだが、ゴメンの一言も無い訳で。


一言言わせて貰うと、
「箱に全部書いとるわ、○○が!!。」


この職について思うんだが、ゴネまくって得しようと意図的に何か言ってくるヒトが多い事多い事(笑)。



次は、少し真面目な話。


虫刺されの薬を買っていったらしく、レシートと商品を持ってきた。返品か?と思ったら、商品は開封されているし、本人曰く使用もしているようである。
「これ全然効かへんわ。」
という訳で、交換して欲しいらしい。
「効くか効かんか?なんて使ってみんとわからんやろ?」


ごもっとも。
しかし、開封後の返品は受け付けないのが基本である。しかし、悪意も無さそうだし、無下に追い返してもなんか悪いので、困ったときのあのヒトを呼ぶ事にした。言い方が悪いけど、相手がおばぁちゃんだったということも、個人的に分が悪い予感がしたのだ。


「店長〜っ(笑)。」


という訳で、大御所の出番である。こんなときのための店長。で、基本的な対応はσ( ̄。 ̄) オイラと一緒なんだが、このヒト接客が上手いというか人当たりが(良いではなく)上手い。なんとか丸く収まったが、おばぁちゃんは、「それじゃぁ、この会社に直接連絡してみるわ。」と・・・。



薬が効かないとか、副作用がどうこうということは直接製薬メーカーに言った方が良いと思う。過去にもそういう事例があったんだが・・・。店に来られても「たぶん、○○な理由で(例えば)頭痛が出てると思うんです。」くらいの事しか言えない。
代金をお返しするとかいうこともするんだが、代金返すくらいで済まないこともあるし・・・。



という訳で、最近気になってる本に”となりのクレーマー”ってのがあるんだが、読むか読まないかはじゆ〜だ〜っ!!ってか。




(追記)
ちなみにこのおばぁ〜ちゃんが以前使っていてちゃんと効いていたという薬と、今回交換しに来た薬の成分および分量はほとんど一緒である。しかも皮膚に塗る液状タイプ。皮膚からの薬物の吸収なんてほとんど薬物単体の物性に依存しとる筈やし、添加剤が多少違うかもしれんが、それ程吸収には影響しないだろうし・・・。まさか、グリチルリチン酸とトウキ軟エキスの違いか・・・。