ちょっと気づいてしまったこと

今日は、自分が思っていた労働時間と本当の時間が異なっており、不意に暇な時間が出来たので、バロンで車検の打ち合わせ後、R423をひとっ走りしてきた。

先日の某°島の合宿では、走行ラインが上手く行っていたから調子が良かったと判断して全く問題ないと思う。しかし、調子が良い中でも、出来不出来があって・・・じゃぁその違いは何なの?という問題は依然として残っている。



今日、何気に走ってる中で、その違いの一つに気が付いてしまったので書いとく。



合宿では、”大きく入って小さくでる”というどこでも言われているが、中々出来ない部分が一皮剥けた。走行中上手くいっているラインを外す(ここが良いとわかっていて外す、全く気づいてない部分は除外)ことは特に無かったのだが、同じラインを走ってもコーナーリング初期の安定性という面で、上がり下がりがあった。
その結果、目線なり胸の向きなどが(あくまで俺のレベルで)バシッと決まるときと決まらないときがあった。
で、そのまま上手く曲げられずに膨らんでしまう結果になってしまったりする。


その時は、単に「速度をもう少し殺さないとイカンのかな?」とか思いつつ走ると上手く行ったのでヨシとしていた。速度を落とすというのも一つの策ではあるけれども、やっぱり、ターン初期で不安定になる現象はなくなりはしない。


この不安定なときに気になるのが、お尻の接シート感の不足。決まって、イン側のお尻が浮き上がっており、お尻は実質アウト側のシートに乗っている。上体もそれに伴いリーンアウト気味。
多少、ターン初期で不安定でも、後半では外脚で押さえ込んでしまう最近の乗り方によりまぁ無難にまとまってしまっているのだが、不安定は不安定。
これに対する対策として、合宿では速度を落とすこともしたけど、基本的にはブレーキング時にニーグリップを固める方向で走っていた。ブレーキング時に上体がしっかりしていれば、特に問題は無いだろうという手応えも得られてはいた。
もしこれで百発百中上手く行っていたら、侵入時にニーグリップちゃんとすれば、ターン初期に不安定になることはない。という結論に達していただろう。それくらいニーグリップは効果的ではあったのだ。



しかし、今回、俺にとって、もっと本質的な部分に気が付いたのだ。
「何故、ターン侵入時に不安定になるのか?」。

尻の穴を前に向ける感じで乗っている腰回りの姿勢が、侵入時に伸び上がっている(上がるまで行かなくても、やや伸びている)。これにより、シートとお尻の接触面積は減るし、重心が物凄く高くなる結果に陥ってしまっているのだろう。

コレだ!!。これが不安定になる原因で、逆に言うと、侵入時に腰回りを縮めたままでいられればOKということになる。接シート感の無さは、実は、腰が伸びていたのだ。


こういう風になる原因はいくつかあるのだが、その原因一つ一つも今の乗り方には欠くことのできない大切な要素なので、どれかを捨ててどれかを取る、というよりは、程度の問題ということになるだろう。


例えば、ブレーキング時に頭が下がらないように少々意図的に頭を上げるようにしているが、どうもこのとき、腰が伸びているようだ(伸びてない場合もある)。

例えば、旋回中に安定性を得るため、外脚を被せようとするあまり、腰も大なり小なり動いていて、その時、腰が伸びている。

例えば、重心を下げていこうとする際、前傾になりすぎて腰が伸びている。



という訳で、重心を下げるために頭を下げる際の優先事項の一つとして、縮んだ腰回りを伸ばさないということを押さえておく必要がありそうである。

もうとても窮屈で動けなくなる気もするが、多分これであっていると思う。しっかし、小回りできるかなぁ(笑)。