次に試すこと

前回の某°島はもしかしたら絶好調だったのかもしれない。意図的に接地させるなんて実はもう出来ないかもしれないので、ここんところを精度良くできるようにする。接地したまま定常円旋回なんてのが納得のいくレベルなのかもしれない。


話を昔に戻す。

そもそもなんでバンク角に拘るのか?SV400Sのハンドル切れ角が少ないからである(ここでR1やR6、ドカやビューエルと比較するのは無しである(笑))。で、某団体のイベントでの細かいセクションにおいて、俺はナケナシの切れ角を使いきっていた。故に、残るはバンク角ということになっていたハズである。

で、バンク角もまぁまぁ良い線まで来た。ブーツ擦るぐらいまで寝かせたらもうイイだろうと思う・・・さすがに。後は、安定性をより高めて行けばとりあえずOKのはず。


しかし、本質はフルロックでもなく、接地するまで傾けることでもない。小さくクイックに曲がることである。切れ角、バンク角は構成要素の一つでしかない。これだけではまだ足りないのだ。


前回の某°島では、アクセルを早く開けようとしてFブレーキのリリースを早めて走った。この操作自体は、Fフォークが不意に伸びて冷や汗を書くこともなかったので一応成功していたと考えられる。その分、アクセルも早く開けていけたし、やろうとしていたことは出来たんだが・・・。どうもおかしい。何かがおかしい。以前走っていたラインを走ることができない。しかし、コース自体はそこそこ走れている・・・。

自分で言うのもなんだが、前回の某°島では妙に頭が冴えていた。結構すぐに走り方が変わっていたことに気づいた。


1.以前は、小さなUターンは立ち上がり直前までFブレーキは掛けたまんまだった(もちろん、少しずつリリースはしている)。
2.今回は、45°/180°ぐらいの位置でリリース終了している。


某団体のイベントでは(高速セクション)、2.でもなんら問題なかった。むしろ、2.でないと駄目だった。で、そのまま2.で走るように乗り方を変えていった。次に、某川だが、ここでも方向性としては2.で良かった。立ち上がりで失速するのを抑えるためにFブレーキを早めにリリースして、残りは体を使って無理やりにでも曲げる。ここでもこれで良くて良い感触を得ているなぁと思っていた。
しかし、某°島になって違和感が出てきた。走行ペース自体は以前と遜色無いとは思うのだが(タイムはまだわからない)、以前と比べてなんだか余計な動作が多い。某イベントにて、例えば、直角に曲がる直前にわずかにバイクを外に振ってやると若干走りやすくなるなんてことを経験していた。このバイクを外に振るってのは明らかに余計な動作なんだが、このときはそれなりの恩恵を感じることができた。けど、今回は単純に余計なことをしているように感じる。


どうも、Fブレーキを早めにリリースしてしまうことによって、グィッと回り込むことが出来なくなってしまっていて、その分バイクの向きもあまり変わらず、そのくせアクセルは開けるから微妙に膨らんでいるんじゃなかろうか?と思う。バイクの向きがあまり変わっていなくてもそこそこ走れていたのは、バンク角の深さによるものだろう。


で、それを裏付ける現象が起きてしまった(笑)。某°島で、パイロンをターン部分だけ残して、コースを広くとって走るということをやった。あの会場は狭いんだが、それでもフルに使うとなると結構速度は出せる。
その時のUターンで、Fブレーキを以前同様長く使ってみた(心理的に速度を残して侵入しやすかった)。



速度を残し侵入→外脚中心にバイクを押さえ込み、胸は大胆に進行方向→接地→慎重にアクセルでバランスを取りつつ→ハンドルに先行する感じで腕をちょっと動かしつつ→ブレーキリリースしつつ→物凄い勢いでフロントが回り込んだ(汗、未知の領域)


以前の俺なら転倒、いや、恐くてすることすら出来なかったレベルのターンであった。っていっても一回だけなんだけど(笑)。しかし、このレベルならうpハンのバイクともそこそこ競えるんじゃぁなかろうか?それどころか・・・(期待大)。

それにしても、バンク角の違いによってフロントの切れ込む勢いがこうも違うとは・・・。



という訳で、どうも狭いところ、10cmすら無駄に走れない、走りたくないようなところはFブレーキを使って回り込む走り方の方が良いみたいと感じた訳です。さらに、このときのフロントの回りこみ具合からして、十分勢いを保持したまま回り込めるので、早めにアクセルを開けるというよりも、単純に素早く握り変える方向で考えた方がよさそうとも思った。まぁわかんないけど(笑)。

広いところだと、多少S字を書こうがアクセルを開けていった方が良いのかもしれないし、あるいは、そうではなくあくまで直線、直線で結んでいった方が良いのかもしれない。


そこで、次に試したいこと。
「フルバンクまで持っていったときに、ハンドルを押さえない」
「細かいターンではFブレーキを使って回り込む」


何だかんだ言って押さえているのです、現状は。タンクとハンドル間に腕が挟まらないように微妙に・・・指一本分の太さ位。もちろん、握り変えもしているのだが、そんなこと言ったっていちいちハンドル見ながら握り変えるわけにもいかないし、そうなると、絶対挟まらないようにするにはハンドルが切れるのを押さえるのが確実な訳で・・・。実際、ハンドルが切れ過ぎて困ることもあるわけだし。
けど、このハンドル切れすぎは腕で押さえるのではなく、アクセルを開けて押さえるもののような気もする。切れすぎる前に開けろ!!と・・・。
で、このようにすることが、バンク角を削減することにも繋がると思うし。そもそもハンドルを押さえないってのは基本だし(笑)。

しかーし、以前と違うのはバンク角に猶予がないということ。もし挟まったら今度こそ駄目かも(笑)。まぁタイヤが滑らない限り、冷静に対処すれば転倒まではいかないとは思うが・・・一方、俺は傾けすぎて滑って行く感触をまだ知らない(笑)。



なんだかまたFブレーキの使いこなしの問題になってきて、堂々巡りの様相を呈してきた・・・(笑)。