Fブレーキの使い方について考える

コーナーリングしながらFブレーキを使うことは、HMSなんかに行くと教えてくれたりするんだが、こういうのを仮に「曲がるためのブレーキ」と呼ぶことにする(皆こういう風に言ってる気がする・・・)。
一方、減速あるいは停止すること自体が目的であるブレーキを「止まるためのブレーキ」と呼んでおこう。
俺の場合だけど、バイク傾けながらFブレーキを当てるとハンドルが切れていく・・・という現象は、まぁやればすぐにわかることだし確かなことなので、小回りするときは決まってFブレーキを当てている(途中でリリースする)。
前回のHMSで俺はCB750に乗ったのだが、車種は関係ないんだけども(笑)、今まで遅くて遅くて仕方なかった後半のクランク部分がちょっと速く走れたことに関して、この「曲がるためのブレーキ」というのが、まぁまぁ上手く使えたからではないか?と考えている。
最近は、速度を残してコーナーリングするというのを意識していたせいもあるが、アクセルを開ける部分と減速して曲がっていく部分の二通りのみの構成になったところが大きく変わったところだろう。
以前は、「減速しすぎていた」ため車体が曲がり始めた時点からアクセルとRブレーキを使ったパーシャル走りをしていた(細かいことは省略して要はパーシャルで走っていた)。
今回は、加速して速度をある程度残し、コーナーはその余力で減速しながら曲がったのだ(こういうことに対応できるようになってしまった)。
これが不思議なもんで、全く同じラインを走っているのだが減速しながら曲がっていく方が鋭いのだ。ラインも安定するし、アクセル開けてないだけあって膨らんだりもしない。
パーシャル走りだと多分ラインが微妙に安定しないんだと思う。細かいターンはアクセルon、offのみというのは前々回の某°島からのコメントなんだが、それが体感できたという訳だ。
この減速しながら曲がるというのをSVでやろうと思うとまた練習しないといかんのだが、パーシャルよりも加速・減速のコンビの方が速いということがわかっただけでも収穫だろう。加えて、バンク角も稼げてしまったことも発見であった。

ところが、速くかつバンク角も稼げるというのがわかっていても、速度を残して侵入するというのは、やはり恐怖心が伴う(といっても大した速度ではないんだが)。なので、Fブレーキのリリースのしどころというものを、決めておこうと思う。いつもは感覚でやっているんだが、バイクに生じる現象に合わせて「こうなった時点でリリース終わり」みたいなポイントを設定する(もちろん仮設定で今後こっちの方がいいかな?ってな具合に変わると思う)。
○ハンドルが切れた時点でリリースする。
小さくターンするときなど、あるいはオフセットのパイスラなどで、必要な分ハンドルが切れたら潔くリリースする。なぜなら「曲がるためのブレーキ」なんだから、その役目が終わればお役御免で良いだろうという考え。残りの微調整はRブレーキでする。
もちろん、減速しながらというのもあるんだが、この際、減速するという考えは置いておいてもいいような気がする。減速するという考えは侵入前に意識するとして、曲がるときはあくまでも曲がることを考えたほうが良さそう。
その分、侵入時の速度コントロールが重要になるんだろうけど・・・。

で、最終的には旋回中に速度が無くなる状態を無くしてしまいたい訳です。今は、本当に減速しすぎで、Fブレーキをリリースしてアクセルに握り変えアクセル開にする間、止まりかけてるんですね。この時間が結構恐怖だったりするんですが、ここでまだ惰性というか余力が残っていたら、バイクは進むしそこそこ安定してる訳で目線も先に送れるという良い循環が生まれそうな気がするのです。

同じようなことをするのに、以前は、アクセルの開け始めを早くしてすばやくRブレーキとでパーシャルを作っていたんですが、これだとFブレーキを使ってる時間が割かれてしまう訳です(ブレーキ掛けながらアクセル開けれる程器用ではないですし・・・)。

そんな訳で必要なのは本当に弱いブレーキ?
とりあえず、信号停止のときにクラッチ切って弱く長く掛けてみよう。