SVの乗り方

最近、SVで、八の字も出来るようになり、大分乗れるようになってきたと自負していた。しかし、某峠を走ったとき、最初のコーナーでフロントのグリップが抜ける様な感じがし、リズムが崩れ、アクセルも開けれない、怖くて寝かせられないという状況になってしまった。その時は、当時悩んでいた(今も)寝かせすぎによるものだと思っていた。最近妙にバイクを寝かせて走っていたのだが、この日とうとうビビリミッターが作動してしまった。走行後タイヤをチェックすると、猪名川サーキットを走ったときと同じ感じで消しゴムのカス状態になっていた。「なんで、(小さいとはいえ)サーキットと同じ状態になるんだよー」と思った。走行中から、結構寝てるというのは感じていた。しかし、この日はバランスがあまりよくなかった。旋回中でぐらつく。高野龍神では、もっとビシッっと安定した旋回をしていたのだが・・・。
GWの終盤、このことで悩んでいた。寝かせないようにする→リーンインという知識しかないためリーンインで回る練習をしてみる。するとあまり上手くいかない。いろいろ試すうちに、俺は、ハンドルが切れる瞬間にハンドルを止めていることに気付いた。正確にいうと切れ始めるほんの一瞬だけ、ハンドルを止めているのだ。これを解消すべくいろいろ試しているうちに、もとの感じに落ち着いてきた。結局、乗る位置は前という結論に至った。これで上手くいく。とりあえず。ふとももがタンクに一番密着する形。
で、この間小回りのレベルが向上してきた。ハンドルを止めないようにしよう。ハンドルが切れてもバランスを上手くとるようにしよう。と、試みているとなんか出来るようになってきたのだ。おそらく、バイクを寝かさずに曲がるにはハンドルを切るしかないのだから、これは、いいことなんだろう。もう一つ気付いたことは、俺は、ある程度ハンドルが切れると、残りは逆ハンを当てて調整していたことである。これを、解消するためにもハンドルを切って曲がる癖を付けておきたい。この成果は、次回の猪名川ででることだろう。
後、両手離しをやってみた。バイクって意外と直進するものだなぁと感心している。で、両手離しの状態から、右周りを軽くやってみた。すると、物凄い勢いでハンドルが切れた。「これだっ」と思った。まるで、バイク自体がブンッっと振り回したかのようにハンドルが切れる。いかに、普段腕で止めてしまったいるかということだろう。両手離しって危険行為ではあるけれども必要なことであると実感する。腕でハンドルを押さえてしまうって、結局バランスが取れてないからなのだから、腕無しでバランスが取れることって大事なんだと思う。