HMS中級コース参加  前編

土曜日に、とあるライディングスクールに参加してきました。
大阪からはるばるmySVで鈴鹿まで行ってきました。雨の中。
しかし、最近にしては、暖かかったのがラッキーだった。
朝の4時半に自宅を出発し、ひたすら国道171号線を北上。
そして、国道1号線を南下するルートだった。
高速を使わないところが俺のポリシーです。約3時間半。


さて、このスクールであるが、過去2回初級の
ペーパーコースというのに参加したことがある。
バイクの発進、停止といった教習所で一番初めに
習うようなことまでやってくれ、さらに、参加人数が
少ないことから、きめ細かなアドバイスがいただける
という利点もあったのだが、さすがに飽きた。
そこで、一大決心をし、今回は中級コースにした。


初級コースを受講しながら、中級コースを見ていたが、
俺には、かなりハイレベルに感じた。しかし、ホームページには、
「一般道路を不安なく走ることができる方は、このコースにご参加ください。」
とあるではないか。
意外と、一緒になって走ってみるといけるのかも?という
淡い期待を抱きながら練習に望んだ。


このスクールの特徴としてバイクが借りられるという
点が挙げられると思う。俺は、CB400SFを選択した。
理由は、特にない。しいて言えばSVと排気量が同じだからだ。
今回このCBは2月に新車になったらしく、specⅢになったとのことだ。
早速またがり、エンジンをかけ完熟走行開始である。


第一印象
「めっちゃ乗りにくい・・・。」
具体的には、
「シートが細い。SVより細いかも。」
「ハンドルが軽すぎる。」


第一印象といいつつ2点ほど挙げてしまったが、
単に、SVとの相違点を挙げたにすぎない。
個人的には、シートが細いのが辛かった。ニーグリップがし難い・・・。
マイッタ。かなり怖かった。
しばらく、ゆっくり走っているとコーススラロームをゆっくりと
走ることになった。
この瞬間冷や汗たらたらである。かなりゆっくりなのに、
ビビッて体ががちがちである。全く曲がれない・・・。
一個目のコーナーを曲がって思った。
「俺、この中で一番下手だ・・・・。」
「無理だったんだ・・・。こんなの。」


午前中は、ブレーキングとパイロンスラロームだったけか?
これは、まだマシだった。
午後から?(記憶がはっきりしない)、コーススラロームだった。
適当に、何回か走って、インストラクターのひとが順番を入れ替えていき、
最終的には、速いヒトから順にスタートしていく形になった。
このとき俺は、後ろから3番目ぐらいだったと思う。
2,3回走って、どう見ても俺の後ろのヒトの方が速いので
交代する。さらに、もう一回後ろのヒトと交代する。
結局、最後尾となった。
「これでいいんだ。」
俺は思った。


俺はあまりにも遅かった。
「こんなに差があるとは思わなんだ・・・。」
なれないバイクと雨で濡れた地面にビビリまくり
ぜんぜん、普段どおりできない。
いや、普段通り運転できても難しいだろう。
なのに、みんなスピードに個人差はあるものの、
それなりにスイスイ走っているではないか!!


そこで、俺は考えた。
とりあえず、こんなに怖い原因はニーグリップ
出来ていないからだ。と睨み、ひたすらニーグリップ
に集中することにした。先日、SV400sに乗っていて
つかんだコツを必死になってCB400SFに当てはめた。


話は、それるが、
コツとは、太もも等でバイクを挟むこと以外に、
背中を丸めた姿勢で乗るということだった(前傾ではない)。
特に、肩甲骨の少しした辺りだけ天井から糸で
つられているような感じである。

この余りに当たり前でありふれたことに気付くのに
4ヶ月もかかった。
これに気付くまでは、ひたすら太ももで
タンクを挟むだけだった。ライテク本には、ブレーキ時に
ハンドルで体重を支えないよう書かれているが、どうしたら、
ブレーキング時の結構強いGをタンクを挟むだけで押さえられるのか
わからなかった。大なり小なり上半身が前のめりになる。だから、
「少しぐらいはハンドルに体重がかかるもんだ」
と勝手に思っていたのだ。

一方、はじめてHMSに参加したとき、俺の姿勢があまりにも
後方にどっしり構えすぎている
(→アクセルを開けると上半身が若干おいていかれてる)という指摘を受けたので
意識して前傾で乗るようにしていた(前傾のバイクだし)。

これら、太ももグリップと前傾姿勢がたまたま絶妙な具合で
ブレンドされた瞬間、さらにたまたま、ブレーキをかけた。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
俺は、いつもと決定的に違う感覚を覚えた。
「上半身がぶれない!!」
「全くぶれないやん。」
この感じを忘れないうちに、その後何回かブレーキをかけてみた。
間違いない。
「たぶん、これがニーグリップってやつやろ・・・。」
もし違っていても、上半身がブレーキ時に全くぶれないのは
いいことだろ!多分。余裕もかなりでるし。


話は戻る。
四苦八苦しながらニーグリップに集中し、かなり遅いながらも、
周回を重ねていたとき、インストラクターから指摘。
「姿勢が、前傾になりすぎている。」
ということだった。つまり、もう少し、上体を起こせと・・・。


この指摘には、俺のニーグリップのコツと通じるものを感じたので、
さらに、意識して取り組んでみた。