お客さんに対する説明を売り場でやる(ソンバーユvs利益品馬油)
今もなお大ヒット中のフェイスマスクだが、
これを爆発的に売りまくったのは、うちの界隈ではうちのみである。
客数からする売れ数は、”デカい店”をも遥かに凌ぐ。
これって何故なのか?
その理由は、以前チラッと書いてみた。
商品説明のPOPの有り無しである。
この分けの分からん商品が、一体何者なのか?
お客さんは、そこが知りたいはずである。特に顔に付けるものなのだから、なおさらである。
もう十分売れることがわかっている今でも、オイラは導入当初使用していたPOPを使っている。
オイラの売り場で良く見られる風景は、
お客さんが、じっと何かを見ている・・・というシーンである。
次に、せっせと何かを使っている・・・というシーンである。
今ヒット中のフェ■ナンダの売り場や、ヘアコロンの売り場もそうである。
お客さんは、じーっとPOPの説明を見ながら、テスターを試す、のである。
つまり、売り場の背景なりが、異様に高くて、高い位置にPOPがある、ってのはおかしいと思うのが、こういう部分からである。
売り場の前の100人のお客さんが通過する間に1個売ることを想定するか、
10人しか通過しないであろうことを想定して売り場を作るか、
この辺に差がでるのである。
で、やっと本題だが(w、
”消えて欲しい店”にて利益品の馬油が上手い具合に売れてしまい、
そいつがボディケアに分類されてしまっていることから、うちでなんぼボディバターが売れようが、
この馬油一発で負ける可能性があることに気づいたオイラ(一人のお客さんが何個も馬油買うため。)。
この際、ボディソープの叩き売りは無視である。
重要なのは馬油である。
ボディソープの叩き売りはうちではやらないため、これを何とかするには、
うちでも馬油を上手い具合に売る必要があるのである。
外国人客が対象になるため、外国語POPという作戦もあったのであるが、
日本人志向の売り場に徹するオイラは、それだけはやるまい、と決断(w。
そして、とうとうオイラの最終兵器、”自腹テスター”を導入した。
で、対抗品(ってか、馬油の方が対抗品なのだが、)のソンバーユに対してもテスターを投入。
言葉が通じない相手にも、唯一有用する販促物、それはテスターしかない。
百聞は一見にしかず、と昔から言うしな。世界共通である、これは。
だが、両方にテスターを設置して、ソンバーユの方が抜群に品質的アドバンテージを有していたら、
これはもうおしまい・・・となってしまう可能性があった。
だが、馬油の方が安いのである。
さて、女性人にテスターを使用して貰った。
今回、名前だけは前からずっと知っていたが、本物を使うのは初めて、というヒトばかり対象だった。
さすが、口コミサイト上位常連である。
結果、
ソンバーユの圧勝
であった。
「どこをどうとっても、ソンバーユの方がイイわ。」
全会一致で可決である(w。
「ほら見て、肌への馴染みがイイでしょ。色もこっちの方が良さ気やし、あっ、馬油は瓶の中に空洞あらへん(w?。」
品質では、馬油に勝機は無い。ただお安めというだけであった。
薬剤師A子「馬油の方にだけテスター置いてみたら?」
humigoro「そんなアンフェアなことはしたくない。もし、馬油が全敗したなら、それはそれで仕方ない(w。」
で、結果、
馬油が全勝した(笑)。
別に新製品が売れた訳でもないのであるが、
オイラと薬剤師A子は大喜び(w。
薬剤師A子「humigoroの売り場が、馬油に負けるなんて・・・
それは許されへんわ(怒。」
humigoro「もし、オイラの売り場が、馬油に負けるなんてことになったら、勝手に参考にさせて貰っているPL■ZAに申し訳ない(涙。」
当然、客数および外国人客数は、”消えて欲しい店”の方が、圧倒的に多いのである。
ちょっと冗談っぽく書いているが、我々の目標レベルは、決して低くは無い、
それどころか、
超高いのである(笑)。
つまり、今月は、ほぼ外国人しか買わない馬油を、
うちよりも外国人が圧倒的にたくさんやって来る”消えて欲しい店”よりも、たくさん売ってやろう・・・ということである。
もちろん、セルフで。