とあるお客さんの声

とある女の子2人組みがうちの店に来て、うちの3000円クラス商品の辺りをうろついていた。
以前、4■8円で売っていた商品を見て(今はそうではない)、
「高いなぁ。」
「安いの無いなぁ。」
と発していた。

以前なら、これを聞いてオイラは、じゃぁ安くしようか?ってな感じだったのだが、今は、こう思う。
「こういう声を素直に聞いてはいけない。」
と。

何故なら、隣に先ほど書いた激安セットがあるからだ。競合には置いてないこの激安セットに反応しないところを見て、オイラはこういう客を相手に商売してはイカンのだと、最近は思うようになった。


オイラは以前よりも、客を選ぶようになった。
接客で選ぶというのではなく、商品を踏み絵代わりにするようになったのだ。
「2品、3品買うヒトってのは、こういう商品を買っている。」
そういうのがわかってきたので、露骨にそういうヒトをターゲットにした商品を店頭に置いていたりする。

なので、安くないのは当たり前である。2品、3品買うヒトは安いものは買わないようである。不思議なことに。

逆に、安い商品ばかり並べたら、お客さんが2品、3品買うのか?というと、買わないという結果がすでに出ている。なので、オイラ的には、お客さんに2品、3品買わすための原動力みたいなものは、”安さ”では無いと思っている。安いから2品、3品買うのなら、”流行(省略)店”は、とっくに沈んでいるハズだ、とも思う。


といっても、実は、地域最安値の商品ってのは結構仕込んでいるのだ(笑)。
それがわかってるヒトは、この商品は絶対にうちで買っているようである。買い方が外国人並なのだ。
とある付けまつ毛なんか、フックに引っ掛けてる分全部を鷲掴みでレジに持ってきたりする。
とある、付けまつ毛用接着剤なんかもまとめ買いである。


なので、ドラッグストアを見るとき、どこそこが安い、という固定観念は無い方が良いとオイラは思う。


っていうか、この路線で、うちは予算達成していってる、ということが全てである。