商品を売るときの葛藤らしきもの
よく、
「○○○○って□□□□に良いんですよね。」
なんてことを言われることがある。
知り合い同士なら、気楽なもんである。
「良いみたいですよ。」
で、済むと思われる。
が、店頭ではまず
売らなければならない
ということが頭の隅にある。
しかし、安易に
「良いですよ。」
なんてことを言って、何かしらの副作用らしきものが発現した場合、
「あそこの薬剤師が良いって言った。」
なんて言われても困る。
根が気弱なオイラは、
「たまにこういうことがあるから、気をつけた方が良いですよ。」
的なことをいってしまう。
これの様子を他のスタッフが見ると、
脅している
ように見えるらしい(笑)。
製品の場合は、メーカーの方に振ることも出来るが、民間療法的なものになるとちょっと・・・。
民間療法とは少し違うが、最近の話だと、
シャンピニオンエキス
に関する事例があった。
オイラが、ドラッグストアで働き出す以前から、口臭やら体臭を消すらしい、ということで複数商品があったんだが、
最近、科学的な根拠が示せない、ということで商品回収となった。
他にもいろいろある。
食べてると、体臭が変わる、とかいうのもあった気がする。
オイラは、
「そんなアホな。」
と、疑うのであるが、やはり、体臭が気になってるヒトは、”藁にもすがる思い”みたいなものがあるのだろう。
そんなときは、
「そう言われてますね。」
で、留めておいたりする。
先日のアロエの件でいうと、
これは話を伺ったヒトには失礼になるかもしれないが、
いろいろ調べてみると、
「ほんとにアロエ(火傷に関して)のせいなのか?」
という疑問も浮かんできたりするのだ。
例えば、オイラ一押しの絆創膏(絆創膏ではないのだが、こういったほうがわかりやすい)J&Jのキズパワーパッド。
本当にキズが3倍早く、かつ、美しく治ると思われる代物である。そして、値段の割りに結構売れる。
こいつには、特に治癒力を高めるような成分は入っていないのであるが、
ある事情により、美しく治ってしまう。
こいつと同じような作用をアロエを貼ることにより、得られるのであれば・・・話は少し変わってくるとオイラは感じる。
まぁ、一番重要なのは、とりあえず、
美しく治った
ということなので、考えすぎではある(笑)。
この辺の真偽を確かめようと思ったら、もう1次資料(論文など)を読むしかないと思われるのだが、一介の薬剤師にそんな余裕、時間、環境はない。
もうね、
こんなことばっかり
なんですよ(怒)。
たまに炎症起こす、とか、大腸に色素沈着が見られたりするとか・・・。
一体、どれくらいの頻度で起こんねん、そいつは!!
ってのが、わからん(笑)。肝心なことなのに・・・。