某°島ライスク(2006.12.10.;某°島)

今回の課題は、Fブレーキを使ってるときにアクセルを開けるという操作だった。これによってFフォークが伸びるのを防いでやろうというのが狙い。使用箇所は、タイトターンの立ち上がり付近、別にタイトではないターンの立ち上がり付近など。発進直後の右Uターンもちょっと変則的だが使用した。
慣熟走行で使ってみたんだが慣れないと恐ろしい挙動が見られた(後述)。


(遅乗り)
ナローコースで使ってみた。半クラでRブレーキ踏んでFブレーキも握ってアクセル開けて走行。今ひとつ良く分からんかった。

一本橋で使ってみた。半クラでFブレーキのみ。妙に安定した。前輪がフラフラしないのでやり易かったし、ハンドルを切ってバイクをコントロールするのもやり易かった(リカバーし易かった)。

(8の字)
今回は走行ラインが悪かった。が、小さく回ること自体は成功していたように思う。やっぱりFブレーキ使うのが肝だったんだが、従来ではグルッと回って立ち上がり付近で失速(バランス崩すくらい)していたんだが、
「Fブレーキ握っててもアクセル開ければ良いや。」
という妙な開き直りからあまり恐怖心は無い。で、実際、Fブレーキ握りながらアクセル開けるとどうなったかというと・・・(後述)。

これとは別に、今までやたらと後ろに乗るようにしていた。これにはそれなりに理由もあったんだが、もう少し前に座っても良さそうだった。


定常円の8の字でもFブレーキ握りながらアクセル開けてみた。格好良く言うとブレーキとアクセルをオーバーラップさせてみたんだが、いつでもブレーキ掛けれていつでもアクセル開けれるってのはかなり安心感があって走り易かった。
で、どうなったかというと・・・(後述)。


(コーススラ小)
後ろに座るってのは、オフセットスラ対策だったんだが、もう少し前に座っても大丈夫であることがわかった。ココ最近で少しコツを掴んだオフセットスラだが、今日感じたのは一つ一つのパイロンをグリッ、グリッと回り込むよりももう少しいい加減に走った方がスムーズではないか?ということだった。結局、グリッっと回り込むのはいいけども、次のパイロンへの侵入に対して無駄に回りこみ過ぎてはいなかっただろうか?とも思う。今回は、”少しいい加減”の程度を再現することが出来ず、どういうことか掴めなかった。

それはそうと、オフセットスラではFブレーキを真剣に使うと後輪が「ズズッ」と微妙に流れる。前回はこれが恐くてRブレーキを踏めなくなる傾向があったんだが、今回はお構いなしに踏んでみた。というのも、困ったことに「ズズッ」という感触があるほうが、どうもスムーズに走れている感触があるのだ。


(コーススラ大)
今回用意した発進直後の右Uターン対策。それは、「半クラ、Fブレーキで曲がる。」ことだった。発進前に少しアクセルを開けておき、クラッチ繋ぎだして発進。すぐにFブレーキ掛けて速度調節はFブレーキでする。ちょっと恐かったんだが、こっちの方がRブレーキ引きずるよりもバイクを寝かし易いようだ。バッタリ転倒するんじゃないか?という恐怖と戦いながらグルッと回ってみるとS字のイン側のラインに対してかなりの余裕があった。結果、気持ちよくS字に入っていけた。これは極めて行けばかなり小回り出来る可能性があるなぁと思った。



で、Fブレーキ掛けつつアクセルあけるとどうなったか?だけども、前輪が妙に重たくなる感触がある。で、ハンドルも全くぶれなくなる。車体も右にも左にも動かなくなる(自ら傾けることも困難)。つまり、ある一定のRでコンパス使ったかの如く綺麗に定常円を描いてしまう感じ。普段、段々ハンドルが切れ込んでくるように感触になれているとかなり違和感を感じる。今回試した感じでは8の字の立ち上がり付近なんかでRブレーキ引きずって走るよりは大分増しだと感じた。定常円の8の字でも試してみたが、このFブレーキ効果がどうのこうのというよりは、「こういうことをやっても大丈夫。」というある種の余裕が走りに良い影響を与えるようだった。