新生SV400s

凍結路面の上でコけてから待ちに待った1ヶ月。
やっとSV400sは帰ってきた。
こいつに乗れない間、俺はとある講習会でCB400SFに乗っていた。
ヘタレな俺にも分かるほど差が歴然としていた。低速でのスムーズさが。
聞くところによると、4気筒と2気筒の違いらしい。
エンストという言葉は、このバイクには存在しないのではないか?
というくらいスムーズ(エンストすらスムーズかもしれん。)。
やけに低速がスムーズなので
「やっぱり4気筒はなめらかなのかなぁ?」
などと考えつつ、
「俺が乗るにはSVはしんどかったのかなぁ?」
と少し後悔していた。それ程乗りやすかったのだCB400SFは。

さて、改めてSVに乗ってみるとその前傾っぷりに驚く。
「こんなに前傾だったけ」
はっきりいって怖かった。
しかし、それにも1時間で慣れ、いつも走っている
とある国道をいつもどうり走る。するとどうだ。
違う・・・。はっきりと感じられる乗り味の違いは
このバイクがクラス最高のトルクを持っていることを
改めて認識させるのに十分だった。

しばらく走ると下りのヘアピンみたいなところを走ることになる。
俺はここが怖く、それが、講習会に通う動機になったのだが、
今は驚くほど怖くない。もちろん、そこそこのスピードで
走っているから当然なのだが。これが、さんざん8の字をやった
効果だと思うことにする。そうに違いない。
「とりあえずこうすれば曲がれる」
という余裕がある。いいことじゃないか。
これだけでも金を払って講習会に通ったかいがあったというものだ。
スピードは後からついてくるだろう?。

今日は、途中で8人位のツーリング集団とぶつかった。
いつも思うことだが、俺がぶつかるツーリング集団は大であれ小であれやけに速い。
俺が遅いだけなのか?確かに遅い。しかし、奴らは速すぎる。公道を走るものとして。
いったい何キロで走っているのか?興味があった。
そこで、今日はついていってみることにした。
すんなりと道を譲った後、ケツについて行った。迷惑だったかもしれない。
その結果奴らが何キロで走っていたのかが明らかになった。
俺もその時同じスピードで走っていたので大きな声ではいえないが、
そっとメーターに目をやると100キロを少し超えた位だった。
「おーっ!!」
恐怖心が胸に湧き上がってきた。
スピード自体には着いていけるのだが、
普通の国道をこんなスピードで走っちゃっていいのかー!?」
という感じだ。パトカーの存在が妙に気になって運転に集中できない(いないけど)。
幸い、集団は自動車につかまり速度はおち、途中のコンビニでお別れとなった。
(別に知り合いではない。)

俺はその後、調子に乗ってそのままの速度で帰路を急いだ。
すると、横にパトカーが・・・。急いで減速し様子を伺うと
パトカーは逆方向に行ってしまった。ホッ。
公道では、パトカー(白バイ)が一番怖いと感じる俺。